コトバノウタカタ

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交響詩篇エウレカセブン 見始め

交響詩篇エウレカセブン 1 [DVD]
SAMURAI7」が終わってしまって、何か見るものはないかいな、ということで、巷でちょっと話題になっているっぽいエウレカセブンを見てみることにした。しかしいきなり第1話を見逃してしまいちょっとヘコみ。ネット配信されているらしいが、ブロードバンドのくせに実質ナローバンドのうちの環境ではちょっときつい。とりあえず第2話から見始める。

絵の動きもいいし、キャラも変にアニメっぽく媚びすぎてはいないし、いい感じなんではないでしょうか。メインとなるロボがいまいちかっこいいとは思えないのは、ひょっとすると年のせいでしょうか。でもミサイルの飛び方がマクロスっぽくて気持ちいい。ロボットが波乗り、というコンセプトはちょっとどうかと思うが、斬新といえば斬新かも。


世間では「エヴァンゲリオンっぽい」なんてことも言われているようだ。確かに第2話の「暴走の回想」なんかはまんまエヴァかも。青い髪の少女とか、主人公に感応するロボットとか、ロボットの見た目の感じとか、激しい光を放つとてつもない破壊力の爆発など*1、たしかに似ている。しかし全体的な匂いや雰囲気はかなり違う。前向き、というか、明るい、というか、ギャグぽい、というか。いまのところ軽すぎず、暗すぎず、良いバランスだと思う。

主人公のレントンがいきなり謎の少女エウレカに恋してしまってて、それを前面に押し出している、というのも、エヴァとはかなり違う。というより、いきなり抱きついたり、告白したり、ずっと手を繋いでたり、ロボ系アニメでこういうラブラブなのはあまりないことなのではないだろうか*2。と言ってものぼせているのはレントンだけで、エウレカの方にはそういう意識はないようだが。

戦闘シーンについても、飛び道具も出てくるし、波乗り移動でかなりスピーディだし、そういう意味でもエヴァとはけっこう違う印象。先に書いたように、弾幕をかいくぐって飛ぶ姿はマクロスに近いと思う。

部分としてはエヴァにも似ている要素もあるけど、それだけではないよ、ということろか。


ゲッコー号の存在は、エヴァというよりも「ナディア」のノーチラス号を連想させる。1話を見ていないのでその位置付けがまだよくわかってないのだが、軍隊に対抗する勢力? ハーロックみたいなもの?*3

今、そこにいる僕 Vol.4 [DVD]
けっきょく私も似たものをあげつらってしまうのだが、エウレカの存在が「今、そこにいる僕」のララ・ルゥとダブる。あそこまで人間離れはしていないが、人間らしからぬ力、水色の髪、笑わない少女、ってなところが。なぜ不思議少女は水色の髪なんでしょうね。

もっと言えば、ミノフスキー粒子とかメーヴェとか。ま、似ているなんて言ってたらキリがないか。


まだはじまったばかりなので謎だらけ。エウレカという存在、ニルバーシュ、アミダドライブの存在、アミダドライブに浮き上がる「EUREKA」の文字、レントンの父の残したもの、レントンの母(出てきてないかな? でも何かありそう)、レントンの姉、などなど。エウレカレントンに言っていた「前にきみによく似た人間に会ったことがある」「君はその人間に良く似ているね」というのも意味深だ。人間という言葉の多用は、エウレカが人間ではないということを示唆しているのか。彼女が以前に会ったレントンに似た人というのはレントンの父親? エウレカレントンに「私の子どもみたい」と言っていたのは、ゲッコー号に乗っていたエウレカの子どもたちと似ているということか、それともエウレカレントンの母親に何か関係があるのか。

けっこう面白そうなので、ボチボチ見てみます。


ところで、最後の「姉さん、大変です」は高嶋政伸のパロディ?


あと、エウレカってユリイカと同じ意味みたいっすね。セブンは虹の七色のことかな? それともエウレカが7人いるとか。

関連サイト

*1:エヴァでは使徒が起こしてたけど。

*2:といっても最近のロボアニメ、あんまり見てないのでよくわからないけど。

*3:喩えが古い・・・。