コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

東条湖こども王国

日曜日は兵庫県の「東条湖こども王国」へ行ってきた。出不精なのにがんばった。

こども王国というのは、一言で言えば遊園地なのだが、乗り物だけではなく、トミカ・プラレールランドやシルバニアファミリー館など、人形・おもちゃ等でも遊べる施設があるとのこと。うちの子がトミカ大好きなので前から一度行ってみようという話をしていた。

実は最初は岡山のこども王国に行こうと考えていた。しかし地図を見てみると、鳥取から岡山と兵庫のこども王国はほとんど同じくらいの距離にあることがわかった。しかし岡山の方はずっと下道で、岡山市倉敷市を抜けていかねばならないのに比べ、兵庫の方は高速道路を使え、しかも高速を降りてすぐのところにあるようだ。加えて、兵庫の方ではこの土日に「いろんな自動車ショー」をやっているという。ミニカーだけでなく、実際の特殊車両も間近で見れるということで、兵庫のこども王国へ行くことに決定。

ただし兵庫の方が入園料、駐車料金ともに少し高い。もちろん高速代も加算されるので、出費は多くなってしまう。関西に近いということでたぶん人出も多い。一方岡山の方は着くまでに4〜5時間かかりそうだったので、時間とお金との兼ね合い、というところだろう。安くても到着時間が遅くて遊べる時間が短くなってしまっては仕方ないし。


前置きは長くなったが、29号線を使って3時間あまりかけて東条湖こども王国に到着。予想以上に車が多い。特に大阪方面からは大渋滞していた。こども王国の駐車場に着いてまたびっくり。人、人、子供。世の中にこんなにたくさん子供がいるのか、とびっくりするくらいの子供の群れ。「鳥取砂丘こどもの国」でも子供が多いなあと思ったが、桁が違う。



おもちゃ王国入場ゲート。


まずはこども王国の外で行われていた「いろんな自動車ショー」へ。うちの子はショベルカーやブルドーザーやホイールローダー、クレーン車が大好きなので、そっちの方へ引っ張られ。運転席にも座れたのだが、そちらにはあまり興味がないようで、とにかくあちこち見て回りたがっていた。他にも配送者やテレビ撮影用車両、道路管理用車両、バス、そしてパトカーなどが展示してあり、皆運転席や荷台に乗って遊べるようになっていた。中でも人気があったのはパトカー。運転席に乗るために行列ができていた。


王国の中に入ってとりあえず腹ごしらえをして、まずは何はともあれトミカ・プラレールランドへ。真ん中に大きな展示用のショーケースがあり、その周囲でトミカやプラレールで遊べるようになっている。トミカのミニカーがたくさんあって触れて遊べるかと思ったが、ミニカー自体はそれほど多くはない。かわりに、トミカで遊ぶ用の駐車場や高速道路を模したおもちゃや、ブロック状に道路を組み合わせてトミカを走らせるトミカランド*1などが置いてあった。子供がたくさんいて取り合いの喧嘩になるんじゃないかとヒヤヒヤとしながら見ていたが、こういう他人が多いところでの振る舞いや接し方もまた学ばねばならないことだろう。そして子だけでなく、親としてもそういうときにどう振舞うべきかを問われる状況かもしれないなあ、などと思った。

予想通り子は大満足で、延々ミニカーを滑らせて遊んでいた。ここで「楽しんでくれなかったらどうしようか」という危惧はとりあえず解消。

トミカランドはなかなか良いね。立体的にブロックを組み合わせていき、そこにトミカを置くと自動的に滑って走らせることができる。ブロックを組み合わせるという楽しみと、滑って遊ばせる楽しみと両方の楽しみ方ができる。ただし、つながりが割と弱いので、ちょっと力をかけただけですぐに外れてしまうようなので、あんまりちっちゃい子には向かないかもしれない。でもそれも「物を大切にして遊ぶ」という勉強になるかな。子のクリスマスプレゼント候補にラインナップした。

トミカコーナーでひとしきり遊び、別の場所へ移動することに。このとき子に、使っていたミニカーを置くように言ったら、近くにいたミニカーを持っていない男の子に「どうぞ」と手渡していた。いつもは自分のお気に入りは、何個持っていても絶対に手放そうとしないのに、はじめて自分の方から「どうぞ」ができた。たっぷり遊んだ後なので満足した、ということもあっただろうが、そういう子の成長が嬉しかった。



トミカ・プラレールワールド内の展示。


子はまだ3歳未満ということもあり、派手なアトラクションにはほとんど乗れない。ま、乗り物を目的で来ているわけではないので別にいいんだけど。でも何にも乗らないというのもつまらないので、イエローロコモーションという列車に乗った。SLのくせに、やけに和風の奇妙なデコレーションがされていた。列車好きの子が喜ぶかと思ったが、反応は薄かった。ちょっとびびっていたらしい。


その後、いろんなおもちゃが置いてあるコーナーへ。おでかけしてきておもちゃでばかり遊んでいるのもなんだなー、と思わないでもなかったが、「おもちゃ王国」だしそんなもんか。それに、どんなおもちゃがあるかわかるし、子がどういうおもちゃを好むかもわかる。そして子自身も、おもちゃがたっくさんの場所に来てめちゃめちゃ楽しんでいたようなのでよしとしよう。

トントンくるりんLB
中でもハマっていたのが、公文の「とんとんクルリン」というおもちゃ。ちょっと大き目のボールを箱の中に入れて転がすもの。ただボールがくるくる回りながら転がっていくだけで、何のギミックもないのに、何が面白いのか子はずーっとそれで遊んでいた。手の込んだ玩具ばかりが良いというものでもないのだなあ、と。でもこれ、シンプルな割にはけっこう高いんだよね。


他にも、相方の趣味でシルバニアファミリー館とりかちゃん人形館もちょっと見てまわった。こっちは展示メイン。まあね、って感じ。りかちゃんが子供を産んでちょっとおばさん臭くなってたのにはびっくりしたけど。

最後に、トミカ・プラレールの特別展示をやっていたのでそちらも覗いてみた。でもねえ、ここでは何をするのにも金を取られるし、他はほとんど展示だけだったのであまり楽しめなかった。展示もトミカ・プラレールランドでさんざん見た後だったのであまり新鮮味はなかったし。


そんな感じで、子も親もけっこう楽しんで帰ってきましたとさ。

関連サイト

*1:施設の名前と同じだが、こっちは商品名。