コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

DarkStone

DarkStone 日本語吹替え版

DarkStone 日本語吹替え版

1999年発売というちょっと古いゲーム。オークションでオマケとしてついてきたゲームなので、積極的に欲しいと思って手に入れたわけではないが、やってみるとこれが案外面白い。ゲームとしては完全に「Diablo」系のクリックアクションPRG。たぶんマイナーなゲームだと思う。元はフランス製? 日本語吹き替え版を手に入れたのだが、本当に吹き替えだけで、日本語なのは音声のみ。メニューやメッセージ、アイテム名などは全て英語。だがゲーム内容は単純だし、いちおうスキルや魔法、一部のアイテムなどはマニュアルに説明があるのでなんとかなると思う。


Diabloと大きく違う点は、ひとつは画面が3Dで表示されているところ。視点をグルグル自由に回したり、カメラ位置を寄せたりできる。もうひとつはシングルプレイで2キャラを同時に操作できるというところ。その二つの点を見ると、Diabloよりも「ダンジョンシージ」に近いかもしれない。しかしシステムや流れとしてはやはりDiabloに近いだろう。時期としても内容としても、ちょうど両者の中間あたりに位置するゲームとなろうか。


ストーリーは単純明快。Draakという悪の司祭がダークストーンの魔力によって世界を滅ぼそうとしている。主人公はそのDraakを倒すために必要な7つのクリスタルを集めて、Draakに闘いを挑む、というコテコテRPGモノ。

ストーリーはそれほど重要ではなく、とにかくダンジョンに潜ってクエスト、ダンジョンに潜ってクエスト、という判りやすいゲームになっている。一度クリアして再度ゲームをはじめると、前回とは異なるダンジョンやクエストに挑むことになる。また、クリアするごとにより難易度の高いゲームに挑むことができるようにもなる。そうやって何度も遊ぶことを前提とした作りになっている。

先にも述べた通り、基本はDiablo系なので、やったことのある人はとっつきやすいと思う。職業は実質4つ、男女別も数えれば8つ。ステータスも力、知恵、素早さ、体力の4つ。スキルツリーなどはなく、金を払ってスキルを覚えるか、魔道書で魔法を覚えるか、というシンプルな作りになっている。

Diabloとの大きな違いは、先にも少しのべたが、やはり「キャラが二人いる」というところになろうか。キャラが二人いることによって弱点を補い合える、アイテムを持てる数が多くなる、などの良い点はあるが、一方で常に二人分の警戒を行わなければならないという短所にもなる。一人に気を取られているともう一人があっさり死亡、なんてこともよくある。ちょっと敵が強くなると、魔法使いなどは2、3撃で死ねるので油断ならない。

もうひとつ、ディアブロと大きく違う点は「どこでもセーブできる」ということ。これのおかげでけっこうヌルいゲームになっている。ヘタレゲーマーになってきた私にとってはありがたいところだ。けっこうあっさりと死ぬゲームなので、どこでもセーブがなかったらやってられんですよ。


いちおうマルチもできるらしいが、そっちはやっていない。っていうか、今でもプレイしてる人いるのだろうか・・・。


古いゲームながら、割と良く出来ていて楽しめる。ただ、いまさら改めて買うほどの価値があるかというとちょっと微妙。ディアブロ系が好きで、2000円以下くらいで安く買えるのならいいかもしれない。