出ました。弐瓶勉の「バイオメガ」。前巻でとんでもない世界になってしまったのだけれど、今回はその世界の全容が少しずつ明らかに。そして今回はいままでの弐瓶にはないアレなキャラクターも登場してきます。
- 作者: 弐瓶勉
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/09/19
- メディア: コミック
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以下ばれあり。
今回は今までの弐瓶と新しい弐瓶、新旧織り交ぜた作風が混合した1冊になっていると思う。
以前からの弐瓶らしいところを言えば、BLAME!の頃から受け継がれた珪素基系生命の話、サイバーな世界なのにセウのように中世的な剣を持っての戦闘、振るフェイスマスクをかぶって敵にライダーキックかますABARA的ヒーローな造一、示現構成体≒代理構成体の出現、などなど。
一方で、今までの弐瓶には登場しなかった萌え?系キャラ、フニペーロの登場。初登場のシーンのセリフが「おやー!」ですから。BLAME!のイコやコズロフなんかもある意味では可愛げ系ではあったけど、ここまであからさまなかわいいキャラはいままでいなかった。ちょっとあざといと思いつつも、殺伐とした世界に一抹の柔らかさが加わった感じ。
ま、展開としては「イオングリーンを守る」に続いて「フニペーロを守る」って感じでずっと誰を守る話が続いているような気がしないでもないですが。でもやっぱり弐瓶作品大好きです。