コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

エウレカセブン - ザ・ビギニング

交響詩篇エウレカセブン 1 [DVD]
面白いね、このアニメ。回を重ねてもクオリティが落ちないどころか、どんどんと面白くなっていく。物語の核心に近づきはじめてから、俄然面白くなってきた。ガンダムのような緻密でリアリティのある物語ではないが、しっかりと、しかし道を踏み外さずに「エンターテインメント」している。古き良きと新しき良きがいい具合に融合している感じ。

 
今回は、レントンとドミニク、エウレカアネモネという対を成す4人が邂逅。しかもレントンとドミニクが一緒に行動してしまう。「なぜピンキーにチューンするんだ!」の天丼はなかなかツボ。先の話がどうなるのかは知らないが、ドミニクの「本当の敵に出会ったような気がする」という言葉からして、すっとぼけた二人のやり取りはこれが最初で最後なんだろうなあ。もったいない。いいコンビなのに。レントンエウレカと組んでるときよりもよっぽど生き生きしてたのに。

しかし、ドミニクの方向音痴は軍人として致命的なのではあるまいか。それとも、そういう「何かが欠落している」分、他の何かが突出していると見るべきか。しかしその方向音痴さで、よく単独でアネモネのところまですんなりたどり着けたものだ。あんな目印もなにもない荒野を迷わず来れるだけの方向感覚があるなら・・・、それとも単に「地図が読めない」ってだけかな。


今回、エウレカを守るためにニルバーシュに呼びかけ起動するレントン。キーとなると思われていたエウレカよりも、レントンの方にこそ重大な秘密が隠されているような感じ。まだ謎が多すぎてわけわからないけど。

物語として「軍が悪」として描かれているが、軍はドミニクが言うように、基本的に「市民を守る」ことが目的。この物語の軍は、自分たちに反発する者はともかく、一般市民を守ろうという気持はちゃんとあるようだ。その軍をして「敵」と言わしめるニルバーシュとレントン。実は彼らが正義と思い行動していることが後に大きな悲劇を巻き起こす、なんて展開になりそうな予感。

このあたりの話、知ってる人はもう知ってるのかな。私はテレビでしか情報を得てないから何にもわからないけど。