コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

みんなのうた - 紅芋娘

たーがひっちゃがやー ぷー
でーじ くささんどー ぷっぷっぷ

というわけで、頭の中で「みんなのうた」の「紅芋娘」がヘビーローテーション。なーんだKiroroかと思いながら、聞いてみたらものすごく脳に焼きつく歌だった。ちょっと気を抜くとどこかから「むるかめ〜」と聞こえてくる。しかも映像もシュールというか悪夢っぽいというか、ポップで明るいくせになぜかどこか不気味。「かめ〜 かめ〜」と言って芋をばら撒きながら練り歩いているシーンとか。なんだろうこの不気味さ。人の身体をコラージュしてるからだろうか。でも気持悪くて嫌、という不気味さではなく、変にクセになってしまいそうな感じ。Kiroroの頭ん中っていつもこんな風になってるのかな。

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「紅芋娘」と一緒に流れるCECILの「涙の蕾」もいい感じ。聞いていると、新しい歌なのになんだかよくわからないが懐かしい気持になってくる。このCECILというユニットは、ネット上でやりとりをしながら曲を作っているらしい。こちらのアニメーションは、「ORANGE PEKOE」などのジャケットを書いているカンバラクニエの手によるものらしい。クルクルと変わっていく涼やかな線画イラスト。こちらもなんだか夢を覗き込んでいるような雰囲気。


最近のみんなのうたは、「月のワルツ」や「カゼノトオリミチ」など、映像が強く前に出すぎているという批判もあるようだが、私はこういうの好きです。曲も負けず劣らずちゃんと残るし、曲が映像を、映像が曲を引き立てていると思う。他ではなかなかできない歌手とアーチストのセッションなど、実験的なことを次々とできてしまうというのが、みんなのうたのいいところなのではないかな。

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