誤解を恐れず言えば、鈴木央は、鳥山明を最も正しく継承した漫画家である。
しかし鳥山明のモノマネというわけではなく、しっかりと鈴木央節を確立しながらも、鳥山明が培ってきたイラストとしてのデザイン感、漫画としての勢い、荒唐無稽さ、コミカルさ、ほのぼの感、それらを最も良く継承している。
七つの大罪は、アーサー王の時代をベースにした西洋系ファンタジー漫画。「七つの大罪」と呼ばれる国に反逆した罪人たちと、彼らを探そうとする王女のお話。
アーサー王といえば鈴木央、鈴木央といえばアーサー王。「ライジング・インパクト」でもアーサー王がらみの話が多々出て来た。とはいえ出てくる騎士達は、剣で大地を割ったり、魔法を使ったり、恐ろしい身体能力と戦闘力を持っている、伝説以上の超人ばかり。まさにドラゴンボール。
そして鈴木央といえば美形キャラ。今回もイケメン、イケジョ出てきます。そして鈴木央といえばショタとお姉さん。今回はちょっと変則的だけど、見た目ショタがやはり主人公。ヒロインは、お姉さんというよりはお嬢さん、かな今回は。
派手な戦闘と、とんでもない世界観の荒唐無稽な漫画だが、これでこそ鈴木央。バトルははげしいが、絵がすっきりして綺麗なのでとても見やすい。鈴木央節を堪能できる。
現在3巻まで刊行。まだまだ序盤。これからの展開が楽しみ。
- 作者: 鈴木央
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/02/15
- メディア: コミック
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