コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

麒麟獅子舞

先日母の実家で春祭りがあり、麒麟獅子舞が出ていた。無病息災のために獅子に子の頭を噛んでもらった。

その夜から早速風邪が悪化してゲホゲホ言ってるんだけどね。いやいや噛んでもらってなかったらきっともっと風邪が悪化してたのかもしれない。

上の子は麒麟獅子を何度も見ているくせに、噛まれるときにはちょっと緊張していた。下の子は獅子を見るのははじめてで、噛まれるときに泣くかな、と思っていたが全然平気そうだった。まだそういうものを「怖い」と感じる感性までは育ってないのかな。




十二国記なんかを見た人は知っていると思うが、麒麟の麒はオスを麟はメスを示し、麒麟で雌雄の対をあらわす。鳳凰なども同じで、鳳がオス、凰がメス。中国ではこういう雌雄で存在する聖獣が多いのだろうか。狛犬が対になっているのもそういう起源と関係があるのかな、なんて思ったり。

で、鳥取の麒麟獅子だが、どうやらこれにも雌雄があるらしい。顔つきがきついものと柔らかいものがあり、オスメスの区別があると聞く。また舞も、オスは激しいもの、メスは穏やかなものとなっているらしい。といっても他の獅子舞をじっくり見たことがないので、どういう違いがあるのかは具体的には知らないのだけど。

県内には百を越える麒麟獅子がいるというが、それぞれの麒麟獅子舞を集めたDVDとか出たら面白いかもしれない。