naoyaの日記 - naoyaグループ
はてなグループ (まとめ)
上記で批評や批判に関する話題が某所で盛り上がっているのでそれについて何か書こうとするのだが、どうにも話がまとまらない。話がまとまらないのではなく、考えがまとまらないのか。
レビューは建設的に、ポジティブに行うべきだと思う一方で、自分でもけっこうネガティブなことを書いてしまったり、あら捜しをしてしまったりしているので大きなことが言えない。
一方で、いまいちと思うものを無理をして誉めることにも問題があると思う。良い部分を探すのはよいとしても、悪いと思う部分から目を逸らすことは感想として健全ではないのではないか、と。
ああやっぱりまとまらない。ということでそれについてはもう少しのんびり考えることにして・・・。
件の話題で取り沙汰されている「FINAL FANTASY XII」。当初はまったく興味を持っていなかったのだが、「MMORPG風」という話を聞いて凄く気になってきた。以前にEQにハマった口なので、それがシングルでプレイできるのであれば願ったり叶ったりだ。
で、その「FF12」を批判している人はその「変化」に対して文句を言っているらしい。実はそういう変化に対する抵抗は「FF6」から「FF7」になったときにもかなりあった。それまでドット絵で描かれていたFFの世界が、ポリゴンになったことに対する抵抗。ポリゴンでRPGをやる必然性がない、などと散々な批判をされていた*1。しかし今になってみれば、FF7はDVD化されたり続編が作られたりする人気作品になっている。またその後の3D RPGの礎となったことも確かだろう。
そんな感じで酷評や厳しい批判、文句なんてものは以前からあった。しかしブログの普及やネットレビューの充実によって、レビューと銘打たれた匿名の暴言などが増え、さらにそれが消費者だけでなくクリエイターにも直接届くようになってしまった。その辺りが問題の種なのだろう。
FF7のように、FF12だって将来どういう評価がなされるかまだわからない。そういう意味では「もっとじっくりと作品を見てから批評するべし」という意見もわからないでもない。とはいえその上でもなお暴言を吐いたり酷評をしたりする人はいるだろうけど。「自分に合わないものは駄作だ」と考える人は必ずいるだろうから。
けっきょくはレビューを読む側は、消費者もクリエイターも、情報の取捨選択フィルタリングを的確に(あるいは自分に都合良く)行う能力が要求される、ということでしょうかね*2。あと、酷評するなら酷評するで、価値のある酷評にしたいものですね(自分も含め)。
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