ヴォダラ宮、そしてグレートウォールへ。閉ざされた心を無理やりこじ開けようとする者、ただ逃げ惑いたどり着いた者。そして心を繋げ未来を切り開こうとする者達はその隙間に分け入り、追い越す。壁の向こうにある閉ざされた心へと。サクヤ。花弁と化し閉ざされたその心に触れる新たなる「対」。
オープニング
スカートの中は見えていませんでした。期待させてしまって申し訳ありませんでした。やっぱクオリティ高いですね。安心して見ていられる感じ。やはり宇宙でのエウレカの顔は少し印象が違う。登場時、感情のないキャラという設定だったのなら、最初からああいう感じのクールな顔つきでも良かったかも。
ミョウド派
ヴォダラ宮にてなにやら祈祷のようなことをしている集団。ディプトリー曰く「邪な教えに従う者達」。ヴォダラクも一枚岩ではないということらしい。ここで気になる台詞。
ディプトリー:ノルブ師の教えに従う者は迫害され 日々、師がご帰還されることだけを願っております ノルブ:俺の師に従って死ぬより 生きてた方がずっといいのに
ノルブの師?
ノルブの信者はここでも迫害されているらしい。ノルブの肖像がを燃やしたりして、穏やかではない様子。ヴォダラクの過激派とはこの辺りにいるのかも。しかしノルブ派は外でも中でも迫害されて、本当に行くところがないのでは?
ミョウドというのは「冥土」、だろうか。どうやら「聖人」を祀り、サクヤの閉ざされた心を無理やり開こうとしているようで。
エウレカとタルホ
タルホにレントンを子どもと言われ、エウレカぶちきれ。枕で殴り合い。エウレカの人間っぽくなった様が溢れております。
そこへ現れるミーシャ。エウレカに「あなたも生物学上は子どもを産めるのよ」と。ドギー兄さんの疑問が解消されました。
少し後に出てくるが、スカブコーラルは全てをコピーしているとのことなので、人体の構造等全て完全にコピーしているのかも。しかしそうなるとコーラリアンのコーラリアンたる所以はなんぞや?
出立に向けて
意を決してディプトリーに会ったエウレカ。ヴォダラクへの申し訳なさと、傷の残る顔を見られたくないという気持ちから顔を見せられないエウレカ。そのエウレカに対してのディプトリーの言葉は、誤魔化しでも中途半端慰めでもなかった。
ディプトリー:これがあなたの選んだ道なのね
強すぎず弱すぎず、遠すぎず近すぎず、真実を突きながらも優しさを含む、絶妙の台詞だと思う。
次に、自分たちは何をすればいいのかというレントンの問いに対してのノルブの言葉。
ノルブ:会えばよい・・・ そして決断が下されれば全てが動き出す 再び戻れぬほどの勢いでな
とにかくサクヤに会えばいいらしい。
今週のデューイ
まず台詞書き出しから。
ドミニク:クダンの限界? こんなものは、情報量子学の推測に過ぎません。 デューイ:アゲハたちの分析によると・・・ どうやら仮説ではないんだよ 我々は今、エッジにいるというわけだ・・・ これからどう転ぶか 世界が終わるか否か 全ては我々の今にかかっている どう行動するかに ドミニク:ばかな・・・ デューイ:スカブコーラルはこの星に存在する全てをコピーし、 情報化することによって、 物理空間崩壊後崩壊後、 イベントホライズンの彼方へと旅たつだろう ドミニク:アゲハ構想最終章・・・ですか デューイ:アドロックはそこまで読んでいたというわけだ クダンの限界を越えたときに、 選択をするであろうスカブコーラルの考えまでもな・・・ バカバカしい・・・ そもそもスカブコーラルがこの星に来なければ クダンの限界もなかったはずだ なぜ、謝りもしない侵略者と一緒に、箱舟に乗らねばならん? 私は箱舟を壊してでも、この地に生きることを選ぶ
コーラリアンは地上の全てをコピーし、物理的崩壊を起こしてイベントホライズンの向こうへ旅立つだろう、ということだそうで、なんだかよくわからんであります。イベントホライズンについてはこちらの解説をば。要はブラックホールみたいな感じで物理世界が崩壊してしまうってーことでしょうか。
そして箱舟を壊してでも地上に残る、と宣言。後から来て謝りもしないコーラリアンと言っているが、人類も一万年前に入植したんじゃなかったっけ? コーラリアンはその後に来たということだろうか。
お祭に潜入
どっかのお祭を模しているのだろうか。チベット? ゲッコーステイトはカメにカモフラージュ。カメかよ。
で、ニルヴァーシュに乗り込む子どもたち。ここでお決まりの「思わずボタンを押しちゃった」で立ち上がる「白い悪魔」。先導車が乗っていた人が逃げ出したところにカメの首が落ちてくる辺りはまるでジブリアニメのようでした。
しかしなぜコードネームがアリス??
レントン・・・せっかくホランドが「こちらアリス」って叫んでるのに、「ホランド」って呼んじゃだめじゃないですか。ちゃんと「アリス」って呼んであげないと。
グレートウォールを越えて
案外にあっさりと内部へ入っていくニルヴァーシュwithレントン、エウレカ、ノルブ、子どもたち。この先「戻って来れない」とか言ってたのに、子どもたちも一緒で大丈夫か?
途中にはヴォダラク教徒のミイラらしき者が。胸にコンパクドライブを無理やり埋め込んで死んでいった者達らしい。これが「偽りの聖人」の末路らしい。
地下施設
そしていよいよサクヤとの邂逅。けっこうな近代施設の様相を呈しているが、これを作ったのはヴォダラク? それともグレートウォール発生以降、様々な手が入っているのだろうか。
地下は本来トラパーが濃く、危険なところとのこと。しかしサクヤの寝所にはトラパーはない。ノルブ曰く「もはやあの姿になったサクヤには、トラパーは毒なのだ」とのこと。
浮かび上がってきたのは巨大な蓮の花。蓮の花がサクヤ? その中にいる? このあたりは漫画の第三巻でのエウレカの姿にもリンクしているんでしょーかね。
サクヤを前にして、胸が光ってるノルブ。いままでずっと呼び捨てだったのに、いきなり「サクヤさま」ってさま付けになってるよ。
エンディング
何人かキャラクターの姿が出てたけど、それとわかるのは最初のレントン、ダイアン、アクセル。そしてラストのアネモネ、ドミニク、エウレカ。他にもいるのかな? しかしドミニクが最後に来ているということは、最終的に物語の核心に関わってくるという示唆だろうか。