コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

W31SA使用感

とりあえず一週間ちょい使ってみた感想をば。

デザイン

いいねー。やっぱこのデザインはツボ。角っぽいのに丸っぽい。持ってるだけで気持ちいいアイテムは久々だ。

案外言及されていないようなのだが、W31SAは裏側から見るとかなりデジカメぽい。それだけシンプルかつすっきりしたデザインということだろう。

表面について。スライド式のためにディスプレイが常に外を向いていて、傷つきやすい。金属製のストラップをつけていたり、ポケットの中に入れていたりするとすぐに傷が付いてしまう。ここはひとつデメリットだろう。ディスプレイのサイズは他の最新携帯と比べても遜色ないと思う。

スライドについては特に違和感なく使える。スライドを閉じたままでも使えるので、ゲームやネットなどキー入力がいらない場合はすっきりと使える。スライドを開いても、オープン式の携帯に比べればぐっと省スペース。

反面、入力キーは通常の携帯にくらべて半分くらいのサイズになっていて、入力時にかなり押し間違いをしてしまう。これはスライド式の宿命だろう。個人的にはデザインが気に入ってるのでそのくらいの不便は気にならないが、人によっては使い辛いと感じるかもしれない。


スライド式のディスプレイについての余談。最近のオープン式の携帯は内側のメインディスプレイの他に、外側のサブディスプレイがついている。しかしスライド式は、常にメインディスプレイが外を向いているので、サブディスプレイの必要がない。これって、製作側にとってはコストとスペースの削減になっているのではないだろうか。スライドというギミックを実現するという大変さはあるものの、製作側にとって低コストに、使う側にとってもよりコンパクトに、両者にとってメリットのあるデザインなのではないかと思う。

カメラ

W21SAのカメラは、携帯のカメラにしては珍しくオートフォーカス機能が付いている。携帯のカメラは手ぶれしやすいと聞くが、このカメラはオートフォーカスがあるためにレンズ深度が浅いらしく、反面シャッタースピードが速くなっているようだ。撮影時に焦点が合うまでに少し間が必要だが、手ぶれがほとんどない。下手をすると私が持っている「IXY DIGITAL L」より手ぶれしにくいのではなかろうか。

画質についてはよくわからないが、見た感じはけっこう綺麗。画素数が200万画素。最近の携帯ではもっと画素数の多い携帯もあるが、携帯のカメラでは十分だろう。画像のサイズは最大1600×1200まで設定可能。ただしそのサイズで撮影した画像はメール添付できないぽいので、パソコンに送りたい場合には直結ケーブルが必要となる。

撮影時にひとつ問題が。先に書いた通り、焦点を合わせるのに少し時間がかかる。手動でボタン押しして焦点を合わせることもできるが、どちらにしても決定的瞬間をすぐに撮る、というのは難しい。まあこれは携帯のカメラ全般に言える話かもしれないけど。

カメラにはいちおうフラッシュが付いている。そんなに強い光ではないので暗闇では上手くとれないと思うが、ないよりはマシ。これがライトにもなる。よく知らないんだけど、こういうライトやフラッシュってのは最近の携帯では当たり前なのかな?

サウンド

3Dサラウンドスピーカーなどと銘打たれていたのでかなり期待していたのだが、外部スピーカーでは正直そんなに劇的にイイ音が鳴るわけではない。着うたもいくつかダウンロードして鳴らしてみたのだが、ふーん、という程度。ラジオもちゃんと聞き取れはするものの「音質がいい」と言えるほどのものではない感じ。他の携帯と聞き比べたことがないのでこれがどのくらいのクオリティなのかはわからないが。

一方、ヘッドホンで聞くにはそこそこいい感じ。さすがに音楽再生機として使うことも想定されているだけのことはある。まだしっかりと曲やラジオを聞く機会もないので、このあたりの話はまだあまりできないかな。電池の持ちについても同様にまだ不明。

miniSD

まだ持ってないのでなんとも言えません。

インターネット

さすがにWIN、はやいね。下手すると家のパソコンより速いのではないかしらん。でも速いだけにバカスカ使ってしまって恐ろしくなる。定額にしてなかったらこれほんと地獄見るよ。

メール

特に言及すべき点はなし。あ、メールに限らないのだが、予測変換初体験なんだけど、これ便利だね。


また余談だが、いま文字入力を「ポケベル」タイプにしている。相方がポケベル入力方式を知らないと言っていたのでちょいと説明。

通常の携帯入力方式なら、「こ」を入力するときは「22222」とキーを押すが、ポケベルタイプだと「25」となる。1つ目が子音で2つ目が母音となる。つまり1つの文字を入力するときには常に2回キーを押すだけでいい。

例えば「こんにちわ」を入力しようと思った場合、携帯入力方式だと

2222200055440

となる。一方ポケベル式だと

2503524201

のようになる。平均的に入力する文字数が少なくなるのだ。ただしポケベル式の場合は、同じキーを連続して押すわけではないため指の移動が多くなる。どちらが速いか、どちらが楽かは微妙なところ。

その他

SANYOの携帯の問題点をひとつ。最初から入っている着メロがダサい。有名なクラシック系の曲なども入っているのだが、変なアレンジがかかっていてちょっと使えるような代物ではない。もっとシンプルに行けばいいと思うのだが。あとディズニーもの多し。これもちょっと使えない。

まとめ

個人的には満足しきってます。確かに不便さや肩透かしを食らったところもあるにはあるが、それ以上になんだか持っていて心地よい。スライドで開くだけでもなんだかウキウキしてくる。高価な玩具な気分。いやほんと無駄に金食うアイテムだけどさ。

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