コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

子のゴッゴル

子が「ブチャラティ」とか「WANABEEE!!」とか、変な言葉ばかり真似をして喋る、ということを少し前に書いた。そして今日、また新たなくだらな語を会得した。それは「ゴッゴル」。

相方が「ゴッゴルとは何ぞや」との質問をしてきたので、私が嘘やら本当やらを混ぜて適当に説明をしていた。その二人の会話を聞いていた子が、我々の口から「ゴッゴル」という単語が出たのに続けて「ぐっぐー」と叫んだのだ。そんなに頻繁ではないが、我々が「ゴッゴル」と口にすると、ときどき「ぐっぐー」と返してくる。

変な言葉ばかり覚えて困る、と思う反面、くだらないことに興味を持つというところはさすが我々夫婦の落とし種だ、と妙に嬉しく思うところもある。

相方のゴッゴル

グラブロ
ゴッゴル話が出てきたついでにもうひとつ。

相方にゴッゴルの説明を終えた後、相方が私に「ゴッゴルにどういう意味をつける?」と聞いてきた。私は特に何も考えてなかったので、答えることができずにいた。すると相方が「ゴッゴルってガンダムに出てきそう」なんて言いやがった。相方はガンオタではない。ガンダムをまともに見たことさえない。相方のガンダムに関する知識は、ほとんどが私の口から聞き覚えたものだ。その相方から「ガンダムみたい」という言葉が出てきたのには少し驚いた。しかし「確かにガンダムぽい」と納得させられた。なんだかちょっと悔しい。

その前提にはゴッグ、ズゴッグゲルググ、などの名がある。それらの組み合わせで「ゴッゴル」にもなる。実際にありそうだ。「ジオン連邦の幻の兵器ゴッゴル」。その音の響きからいって水中用のモビルスーツだろう。いや、モビルアーマーかもしれない。水中用モビルモビルアーマー。しかしそれだけではない。なにしろ幻の兵器なのだ。単純なもののはずがない。空、いや宇宙から水中への降下作戦のために開発された、水空宇宙対応の汎用モビルアーマーに違いない。一年戦争末期に試験機が作成されていたが、戦場が宇宙へと移行したために、実際にはテストさえされることなく開発は中止となった。メガビーム砲2門、全方位バルカンと4連装ミサイルを装備。ビグロタイプのアームを2本を備え、大気圏突入も可能な重厚な装甲を持つ。形としてはグラブロとビグロの相の子のような感じだが、水中を高速で移動するために、もっと細長く、潜水艦のような円筒形になっている。空中では羽を広げ、宇宙、水中では羽を閉じた形で高速で移動する。腕は伸縮可能で、高速で移動する際には格納しておくことも可能。回転しながらバルカンを連射すれば、全方位乱射も可能。ただしパイロットはたいへん。

何書いてるんだろ・・・。「めぐりあい宇宙」をやっていたのでちょっとガンダムスイッチが入っていたようだ。

「ルナティックドーン 第三の書」買った

ルナティックドーン 第三の書 廉価版

ルナティックドーン 第三の書 廉価版


勢いで「ルナティックドーン 第三の書」を買ってしまった。以前から気にはなっていたゲームだった。加えて、最近アクション系ばかりやっていたので、久々にRPGがやりたくなったというのもある。前知識としては、「ソードワールド」のようなミッション受け型、「ワールドネバーランド」みたいな結婚や世代交代なんかもあるという認識があった。グラフィックスよりも内容で勝負といった感じのストイックゲームということだった。

さっそくインストールしてプレイをはじめた。まず第一印象は、全体的に良くない意味で軽い、ということ。グラフィックスに関しては前情報もあったからそれほど期待してはなかったが、いわゆるマルチウインドウのウインドウズアプリケーションのような創り。まるでフリーソフトのゲームのような雰囲気だ。キャラなどもこじんまりとしていて、会話もウインドウメッセージが一枚出てくるだけ。しかも人に話を聞くのがやけに面倒で、連続で聞くのがだるくて、けっきょくあまり話を聞かなくなってしまう。演出が派手なものを期待していたわけではないが、もう少し売り物ゲームとしての体裁くらいは整えて欲しかった。

序盤、とにかくどうしていいかわからない。何をして良いのか分かりにくい、というのはこういうゲームではよくあることなのでまあ良いとしても、もうちょっと導入時のヘルプを分かりやすくして欲しかった。仲間を作れ、と書いてあったのでガンガン仲間増やしてたら、移動にものすごく金を使うようになって、仕事すれどもすれども金がたまらない。パーティ内でのアイテム分配をカードゲームで決めるのだが、これがまたやり方がわからず負けてばっかりで、いっこうに良いアイテムが手に入らないし。不本意ながらネットで攻略情報探して読んでしまった。

いきなり愚痴から入って申し訳ない。まだ導入部分なので実際にはなんとも言えない。地道なゲームぽいから、とにかく続けていかなければはじまらないというのはわかるが、この先めくるめく冒険に入り込んでいけるのかどうか、少し不安なのだ。

廉価版なのでそれほど高くはないが、そうは言ってもなけなしの給料から捻出して買ったゲームだから、せめて値段分くらいは楽しませて欲しい。といいつつ、昨夜も夜遅くまでやってしまったのだけれどね。もうしばらくプレイしてみて、またセカンドインプレッションでも書いてみます。

関連サイト

精霊飛蝗(しょうりょうばった)*


「精霊」と書いて「しょうりょう」と読む。お盆のことを「精霊会(しょうりょうえ)*」と呼んでいたが、その頃によく現れるのでこの名がついたという。「精霊」には死者の魂という意味もあるので、なんとなくこの虫に霊が取り付いているような印象も受ける。お盆の頃であれば、ちょっと里帰りしてきた祖先の霊だろうか。
飛び跳ねるときにチキチキと鳴くことから「チキチキバッタ」と呼ばれたり、そのひょこひょことした動きから「コメツキバッタ」「ハタオリバッタ」と呼ばれることもある。北海道以外のほぼ日本全域に生息しており、都会の空き地などでも見られるということで、日本人にとっては馴染み深い虫と言えるだろう。
以下、ある意味グロいので虫が苦手な人は注意。


私も子供の頃にはよくこの虫を捕まえて遊んでいた。飛び跳ねはするものの、案外に動きは遅いので捕まえやすい。しかしあるときから、この虫を非常に気持ち悪いと思うようになってしまった。小学校の校庭でこの虫を見つけ、いつものようにとっ捕まえた。足を持ってひょこひょこさせて遊んでいたのだが、その足がポロリと取れてしまったのだ。虫には痛覚がないので別段痛そうでもないのだが、足が取れ体液が流れ出る様を見ていたら、それまでなんともなかったこの虫が酷く気持ち悪く見えて来てしまった。虫を傷つけてしまった罪悪感と、生理的な嫌悪があいまって、私はその場から逃げた。
たぶんその頃からだろう、私は虫全般が苦手になった。恥ずかしながら、家内に現れたゴキブリなどを退治するのもひと騒動だ。半泣きになりながら叩き潰し、その潰れた残骸を息を止めて目をつむりながら始末する有様。ゴキブリが空中を飛び回ろうものなら、大きな悲鳴をあげながら逃げ惑ってしまう。我ながら本当に情けないが、生理的にダメなものはどうしようもない。セミの腹などもだめだ。最近はずっと触っていないが、昔あれほど好きだったカブトムシも、今ではあまり好きではない。角を持って何度か首がもげてしまった経験がトラウマになっているのかもしれない。

そもそも、虫などの外骨格の生物の形状、形質というのは、常軌を逸している。他の生物とあまりに違うのだ。血の色まで違う*1。機械は嫌いではないが、虫の機械的な造形は生物としてどこか異常だ。飛び回るし、変なもの撒き散らすし、ひどく脆い。腕や首などが少し力を入れただけで取れてしまう。しかも痛覚がないので、そういう部分がなくなっても平気で動く。首がなくなってさえも動いている。ああだめだ、思い出しているだけでも鳥肌が立ってくるのでここまでにしておこう。

関連サイト

*1:これは外骨格の生物に限らないが。