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コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

「ウィザードリィ エクス」ファーストインプレッション

先日の私の誕生に奥さんがプレゼントにとゲームを買ってくれた。前々から欲しいとは言っていたのだが、廉価版が出ているにも関わらず微妙に値段が高いので手を出すのを躊躇っていたゲーム「ウィザードリィ エクス」だ。

日本版ウィザードリィ。システムを踏襲しつつ、世界観を大きく変えたゲーム。いままでにも日本版のウィザードリィは外伝やBUSINなどいくつか制作されていたが、ちょっと微妙な出来だった。しかしこのイクスは世界観こそ刷新しているものの、「ウィザードリィらしさ」を追求した形に進化している、との評価もあったので期待していた。

ということで、まだファーストインプレッションレベルだがプレイしてみた感想をば。

ウィザードリィ エクス ~前線の学府~ ワンダープライス(廉価版)

ウィザードリィ エクス ~前線の学府~ ワンダープライス(廉価版)


以下バレありです。






先に総評としてしまうと、新しいセンスを吹き込みつつも、前期ウィザードリィらしさをきちんと踏襲したゲームだと感じた。移動や戦闘のテンポの良さや、ちょっと失敗すると簡単に全滅してしまうようなゲームバランス、升目で進むダンジョンの単調さ、マップを埋めていく心地よいわずらわしさ、などなど。そこここにかつてのウィザードリィを感じさせる要素も散りばめてあり、思わずにやりとしたり。

ただやはり本来のウィザードリィとは大きく違うので、従来のウィザードリィのコアなファンにはその「違い」がやっぱり気になるかも。

新しい要素についてはまだはじめたばかりなので、どこまでゲームを面白くしているのかは判断できないが、雰囲気を壊さない範囲内でいい感じで遊んでいるんじゃないかと思う。


以前のウィザードリィシリーズと「違う点」について。まず一番大きく違うのは世界観。硬派で古風なファンタジーやSFだった海外版と異なり、「学府」の名が示す通り、舞台は学校となっている。魔族と戦争をしている人間の世界に作られた、英雄を育成する学校。キャラクターはそこで修練を積む学生という設定。キャラのイラストも和ゲーぽくポップになっている。ボルタック商店ギルガメッシュの酒場はなく、寄宿舎や購買部で寝泊りしたり買物したりする。ま、寄宿舎で無料で泊まるときにはやっぱり馬小屋なんだけどね。

次に「錬金合成」。敵が落とす壊れた部品(ガラクタ)と素材を合成することで、アイテムを製作したり、逆にアイテムを分解して素材を取り出したりできる。合成に多少お金はかかるが、店で買うよりもかなり安いし、属性付加のアイテムなどを使って強化したりもできる。敵はかなりの確率でガラクタや素材を落とすので、合成は重要なファクターになっている。

ダンジョンは深い階層に潜っていくのではなく、ロードと呼ばれる道を進んでいく。ロードを抜けると新たな「拠点」へと出る。そこからまたロードを進んでいく。またダンジョンはひとつの入り口に対して複数用意されていて、入るまでどのダンジョンになるかわからない。とはいえ各マップは20x20の前期ウィザードリィらしい造りなので、広すぎて混乱、ということもなさそう。

もうひとつ、これはまだ説明書を読んだだけで実感はあまりないのだが、人間と魔族が戦争をしているということでシミュレーション的な要素もあるらしい。戦闘を繰り返したり、拠点にキャラクターを常駐させることで、人間側の勢力を支援することができるそうだ。人間の勢力が増せばダンジョンの敵の数も減り、冒険が有利になる、という仕組みらしい。

他にも細かいところで言えば、魔法の名前や種類が違う、魔法が1レベル4つまでしかない。キャラクターの種族間に相性があってパーティの強さを左右する。時間に応じてダンジョンの属性が変わり、敵の属性も変化する。アイテムの持てる数がかなり増えている。倉庫もある。


「気になる点」について。ユーザ情報を見るときに3Dで装備の状況が見えるのだけど、このクオリティが酷い。PS版の初代キングスフィールドとかそんな感じの木偶人形っぽいのに、変な服を着せていく。キャラのイメージイラストがポップ系なのに、ここだけ10年前の3Dアドベンチャーゲームみたいな雰囲気。PC版みたいに2Dイラストの方が良かったのに。

アイテム整理が大変。合成が入ったことで、アイテムの数も増え、やることも増えた。それが面白くもあるのだけど、倉庫、店、研究所を行ったりきたりしたり、またキャラ同士でアイテムを渡したりしてるのがめんどくさくなってくる。アイテム整理だけで30分とかよゆーで越えるし。シャイニングフォースイクサみたいに、アイテムごとにバックに色を付けたりできたら整理がすごくやりやすかったのになー、なんて。

細かいところでは、敵キャラのイラストがちょっとね・・・。末弥純の絵が懐かしい・・・。戦闘はボタン押しっぱなしで進むんだけど、命令選択も押しっぱなしでできてほしかった。装備やアイテム使用なんかをするときにはメニューをかなり深く潜っていくので、SFC版のメガテンにあったような「一発キャンセル」みたいな機能があればよかったなぁ。ってこのへんまでくると贅沢な望みか。

とまあ不満もあるけれど、インターフェイスやオマケの話がほとんどで、本質的なところはきっちり抑えてると思う。


これを遊び尽くしたら2もやってみたいんだけど、これがまた廉価版出てるくせにクソ高いので参っちゃうんだよなあ。PC版は安くならないしなー。