コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

麒麟獅子


昨日は、母方の実家が祭だったので顔を出してきた。この春祭りには獅子舞が舞われるのだが、舞うのは普通の獅子ではない。鳥取にしかない「麒麟獅子」と呼ばれる、麒麟の頭をした獅子だ。

子供の頃からこの獅子舞を見てきたが、それが珍しいものだと知ったのは大人になってからのことだった。確かに言われて見れば、テレビなどで見かけるるいわゆる「獅子」とは微妙に違う。長い角があり、顔が縦長だ。そう思って見ると微妙にありがたみが増すように見えてくるから不思議だ。


獅子に噛んでもらうと無病息災のご利益があるということで、舞の後に子の頭を噛んでもらった。獅子の顔が迫ってきて怖くて泣き出すかと思ったが、泣き出すどころか特に怖がりもせず、けっこう平気な顔をしていた。私が子供の頃は、小学生になるまで怖くて泣いてたのに・・・。