鳥取県は９日、昨年発覚した裏金に関する調査結果を発表した。片山善博知事が就任した１９９９年度以降、約５５８万円の裏金が新たにつくられ、約９１５万円を飲食などに支出。現在、約６４８万円の残高があった。
知事就任以前の支出については調査対象としなかったため総額は不明だが、約１５６３万円以上の裏金がつくられた計算になる。
県はこれを受けて知事を減給１０分の１（１カ月）にするなど関係者５７人の処分を決定。懲戒処分は９日付で園芸試験場次長が減給１０分の１（６カ月）など減給７人と戒告７人。このほか１５人が文書訓告で２６人は口頭注意。副知事も知事と同様に減給１０分の１（１カ月）。
県によると、裏金づくりは、農政関係や土木関係の部局が目立ち、実態のない時間外勤務手当を支給、職員から返還させるなどしていたという。
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