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コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

Neverwinter Nights ファースト・インプレッション

Neverwinter Nights(以下NWN)。テーブルトークRPGの大御所であるダンジョンズ&ドラゴンズ(以後D&D)のルールと、D&Dの世界のひとつであるフォーゴトン・レルムをベースにしたPC用RPG。

基本的にはディアブロタイプのクリックで敵を倒していくゲームだが、D&Dだけあって戦闘だけではなく、シナリオにも重点が置かれている。ちなみに3Dゲームではあるが、2002年発売のちょっと古いゲームなのでグラフィックスにはあまり期待しない方がいい。

物語の舞台は、「ネヴァーウィンター」という港町。プレイヤーは、その町の区連所で修行中の訓練生として物語がはじまる。メインシナリオはいくつかの章に分かれている。それぞれの章のメインクエストの他に、いくつものサブクエストがあり、プレイヤーは依頼を受けたり、巻き込まれたりしながらクエストをこなしていき、成長していく。クエストの完遂方法は様々で、選択した行動やスキルによって流れや結果が変わっていく(とはいっても本筋はマルチシナリオにはならないようだが)。ここで「説得」のスキルなどが重要になってくるのはD&Dならでは。

レベルは経験値をためることで上げていけるのだが、敵を倒すだけでなく、クエストをこなすことで経験値を得ることができる。またむしろ賢く立ち回り戦闘を回避することで経験値や報酬を得られることもある上に、人殺しを重ねるとプレイヤーの性格や評判にも影響するので、単に戦えばいい、というものばかりでもない。

基本的に操作できるのはプレイヤー1人。それに加えて半自動で働く傭兵を1人雇うことができる。ということで、パーティは最高でもキャラクター2人まで。さらにキャスター系なら使い魔や召還獣を率いることができる。D&Dは各クラスに個性があってそれぞれ役割が違うため、2人しかキャラクターが選べないというのはけっこう辛い。とはいえ2人で進めるようにバランス調整してあるようだから、なんとかはなると思うけど。ちなみに傭兵と使い魔には「戦え」とか「待て」みたいな命令や、使う魔法の指示をすることはできるが、どの敵と戦え、などの細かい命令はできないっぽい。

戦闘はクリック型とは言ったが、単純なハック&スラッシュではなく、使用回数の少ない魔法や敵の特殊攻撃を考慮し、作戦を練り、支援魔法などの準備をしてから戦いに挑む、といった感じになる。戦闘は基本的にD&Dのルールに基づき、1ラウンド(4秒くらい?)に1行動、となっているので、戦闘のテンポはゆっくりめ。さらにいつでもどこでもスペースキーで一時停止できるので、その間に作戦を練ったり、魔法やアイテムを選んだりと、戦略的に戦闘を進めることができる。他のRPGに比べてHPが低めなので、キャスター系などはダメージを受けるとあっさりと死ねる。また魔法の使用回数も、各レベルの魔法が2〜6回くらいと、D&Dらしくかなり少ないので、魔法連打で力押し、なんては禁物(敵が近くにいなければいつでも休憩して回復できるので力押ししようと思えばできるけど)。なので戦闘は、どういう位置取りで、どのくらい魔法を使って、どういう作戦で戦うのか、が重要だったりする。

ちなみにD&Dルールでは、ファイアーボールなどの範囲攻撃魔法などは敵味方関係なく当たってしまうのだけど、NWNでは難易度設定ノーマル以下では味方に当たらないようになっている。そんなぬるいのは許せん、って人は難易度上げて挑戦してくださいw

アイテムについて。アイテムは敵が落とすこともあるが、基本的には町やダンジョンにある箱や樽の中に入っている。この箱がけっこうあちこちに大量にあって、人の家の中の箱も性格に影響なく平気で略奪できる。あちこちに大量にアイテムが落ちてる、ってのはちょっとD&Dぽくないかな。ちなみに中身はユニークアイテム以外はランダムで変わる。アイテムの種類は感覚的にはあまり多くない。ワンドや装備品にもっと幅があってもよいかと思う。箱や扉には時に罠や鍵が仕掛けられていて、ローグスキルでそれを見破り、解除することができる。このあたりはD&Dぽい。解除できなければ箱をぶっ壊して入手することも可能。


以下、まだ体験はしたことないので知識情報だけ。

NWNはネット対応していて、複数人でシナリオをプレイできる。さらにダンジョンマスターもそのシナリオに参加して、ゲーム進行を司ったりもできるらしい。さすがD&D。ただ、日本語版と英語版ではマルチプレイできないようなので注意。

さらにNWNは拡張性にも富んでいて、ユーザが自由にシナリオを作成、追加できるように、標準でマップ・シナリオエディターがついている。他にもモデルや拡張機能なども比較的簡単に追加できるようで、様々なバリエーションのものがユーザの手により提供されている。日本語のシナリオもあるし、有名なシナリオは日本語化もされているようだ。ある意味「無限に遊べる」ゲーム。


しかしひとつ問題が。NWNは日本語版も発売されているのだが、もう生産はしてないらしく、新品で入手することは困難。中古もかなり高騰しているし、ネット対応もしているため中古を買うとライセンスキーがバッティングするなどの問題も発生する可能性がある。

解決策としては、英語版を購入する、という手がある。これなら比較的安く手に入る。しかしシナリオ重視のゲームなので、英語ではプレイしづらい。そこで少々面倒だが、英語版を日本語化する方法もあるようだ。ただし日本語化する場合、いろいろイジクルことになるので自己責任でよろしく。

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