ギャザリング・ザ・マジックのようなPC用の無料のカードバトルゲーム「Virtual Moon Star」。ユニットカードで兵士を出し、魔法カードや地形カードを使って味方を強化し、敵のユニットを倒していくという典型的なカードバトルゲーム。これがけっこう面白い。軽くはまってます。
元々「Visual Monster」というカードゲームがあったらしく、そのカードを使った別ゲーム、とのことらしい。
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カードゲームに詳しいわけではないので的外れなこと言ってるかもしれないけど、少々特徴や感じたことをば。
ルールがわかりやすい
ルールが比較的単純で覚えやすい。だからといって軽いわけではなく、やり方次第でいろいろな対処ができて、いわゆるカードゲームの良さを持ったルールだと思う。カードの種類も、ギリシャ神話や北欧神話などでよく見かけるものなので覚えやすい。
テンポがいい
ゲームが非常にテンポがいい。1対戦5分もかからないくらい。特にCOM対戦だとさっくさくで展開するのでほとんどストレスがない。カードデッキが強くなると攻撃力も高くなるのでより短期に勝負がつくようになる傾向がある。
ランダム要素がない
手札の選び出し以外、ランダムの要素が一切ない。つまり自分と敵の戦略のみで勝敗が決まる。判定にランダム値を使うカードバトルは時に理不尽に負けたりしてイライラしたりするけど、そういうことがまったくない。
絵が綺麗
二見敬之(T23)さんという方が描いているそうで、この絵がすごく綺麗。アニメ絵ではなく、リアル系。カード絵を見ているだけでも楽しい。しょぼいカードや地味なカードでも絵が綺麗だったりして侮れない。
収集の楽しさもあり
バトルに勝つと、ランダムでカードが1枚もらえる。なのでけっこうさくさくとカードは貯まっていくが、当然強いカード、レアカードはなかなか出ない。数ヶ月やってても出ないものは出ないというストイックさもあるらしい。またカードデータは比較的厳重に管理されていて、強いカードを増やすなどのズルは簡単にはできないようになっている。
ネット対戦可能
フリーのゲームなのにちゃんとネット対戦に対応している。ロビーはなく、ネット対戦申請した人同士が自動的に戦う仕組みなのだが、それでもネット対応してるのはありがたい。
Win、Mac対応
ウインドウズでもマックでも遊べるし、対戦もできる。いまどき珍しいことです。
良い点ばかりではあれなんで気になる点も。
強いカードはやっぱり強い
レアカードの中に一部、大会では使用禁止になるほどの極端に強いカードがある。またそこまで強くないけど基本的にこれを持ってないと話にならない、という類の強カードがあり、少し手の組み方の自由度を損なっているかも。まあこれはこのゲームに限らず、カードゲーム全般に言えることなのだろうけど。
COMが弱い
最初は強いなー、と思っていたのだけど、こちらのデッキがある程度揃ってくるとそうでもなくなる。自分より弱いカードに必ず突撃してくる、裏返しのカードに突撃してくるなどけっこうアホな対応してくるので、出方さえ分かってしまえばすごく弱く感じる。COMの思考を強くするのは難しいとは思うけど。基本的にCOMと戦ってカードを貯めて行くゲームなので、ちょっと気になるかな。
レアカードでねええええ
ほんとシビア。1週間くらいやってるけど、いまだに定番の「ライトニング」が1枚もない。なくても戦えるけど、相手がそれをバシバシ使ってくるとさすがに理不尽さを感じる・・・。
無料だし、手軽に出来るし、お薦め。ネット対戦もあるのでプレイ人口が増えてくれると嬉しい。でもレアカードを求めて何ヶ月もプレイ・・・なんて元気はさすがにないかも・・・。