コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者

いまさらだけど、Zガンダムの映画版見てみた。うーん、テレビ版好きとしてはやはり納得しかねる点がしばしば・・・。っていうかこれ、テレビ版知らない人が見ても全然意味がわからないような気がする。ダイジェストにしても流れが速すぎるというか、唐突と言うか。


以下、ネタバレも含みながら。




一番唐突だったのがカミーユの登場シーン。ジェリドとのエピソードをすっ飛ばしていきなり取り調べ室。これ知らない人が見たら絶対意味がわからないよ。ジェリド殴るシーンは必須でしょ(後で回想では出てきたけど)。

あと、30番地コロニーがビデオで済まされてたのもショック。あそこは絶対に現地に行くべきでしょ。現場に行かなかったので、カミーユとライラ・ミラ・ライラとの邂逅もなし。というか、尺の問題もあるんだろうけど、ライラの扱いが雑すぎて悲しい。どうやら富野氏はライラにまったく思い入れがなかったみたいで。ま、そのおかげでマウアーが出ることになったのかもしれないけど。でもテーマが「恋人」ならそこはもっと掘り下げた方がよかったかと。

当初はメイン敵キャラとしてほぼラスト近くまで活躍する予定の彼女だったが、安彦良和の描いた顔に、監督・富野由悠季は「もっさりして気に入らない」との印象をもち、早々に殺してしまった。

ライラ・ミラ・ライラ - Wikipedia


それと気になったのはやはり作画。映画化にあたって新たな映像が追加されているみたいだけど、それがテレビ版の絵、クオリティと違いすぎてて、まるで逆作画崩壊。エマさんやレコアさんの顔が「誰これ?」ってな感じになっちゃってるし、変なソフトフォーカスかかってて「ここだけ別撮りです」ってのが分かりすぎ。せめてもうちょっとトーンを統一して欲しかった。

あと2巻、まあ見てみようかな、と思っております。それよりもテレビ版が見たくなった。実家ひっくり返してビデオ探してくるかな。