昨日は兵庫北部の但馬大仏を見に行ってきた。最初はそんなところに行くつもりはなかったのだが、とりあえず「浜坂方面にドライブに行こう」と出発し、途中で「そういえば但馬大仏ってあったねー」ということで見に行ってみることにした。
但馬大仏があるのは、真言宗の長楽寺。お寺が出来たのが平成5年、大仏が完成したのは平成6年と割と最近。国内最大の木造の仏像、とのことらしい。
ちなみに入場料は大人800円。子どもはタダ。前に行った国宝のある浄土寺より高い・・・。ちょっと躊躇して相方と「1人だけ入ろうか」などと相談していたのだが、せっかくここまできて共通の話ができないというのもつまらないので2人で入った。
キッチュな仁王が守る門を抜けると、左手に五重の塔、正面に大伽藍。なぜかわからないが中国風の音楽が流れていた。
五重の塔は後回しにして正面の大伽藍に。ここに大仏が納められているとのこと。中に入ってみると、金色ピカピカの大きな仏像が三体。正面は釈迦如来、左手に阿弥陀如来、右手には薬師如来。そしてお堂の壁面には小さな仏像がびっしりと配置されていた。小さな仏像はわりと今風の顔立ちで、エリアごとに白と黒に分けられていた。檀家の人なのか、寄付をした人なのわからないが、ネームプレートが入っているものもあったので、分譲みたいな感じで売り出されているのかもしれない。
大仏の周りをぐるっと回って、見終えた後、五重の塔へ。こちらも中に出入りできるようになっていた。1階正面にまた複数の仏像。横には上に登る階段が。せっかくだから、ということでこれも登ってみることに。子連れだったので大変だった。いや子連れでなくとも運動不足の我が身には辛かった。階段をぐるぐる登っていくと、各階に同じように石仏が数体配置されていた。そして最上階の5階には、伽藍と同じように3体の仏像が。こちらはシックな黒茶色で、伽藍にあったものよりかっこよかった。
最近建てられたものとはいえ、五重の塔に登る機会なんて滅多にないだろうから、これはこれで貴重な体験・・・なのかな。