めんどくさい出張に行かなければならなくなったので、契機付けにとばかりに衝動買い。実はまだ「NEXUS-2060」と「L.D.K. Lounge Designers Killer」は聞いていないのだけれど、「jelly」と「5iVE STAR」が聞きたくて「FRUITS CLiPPER」を買ってしまった。
- アーティスト: capsule
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/05/10
- メディア: CD
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久々に聞いてみたcapsuleはものすごい変貌を遂げていた。ドゴドゴギュンギュンのゴリゴリテクノな音になっていた。ガールズポップスを経て、「S.F. sound furniture」あたりで生音っぽい素材を多用していた雰囲気になっていたのだけれど、まるで逆転。サンプリングミキシング機械音の洪水。ちょっとびっくり。
しかしそこに聞こえてくるこしじまとしこの声。どんなに音が飛び跳ねていても、そのハスキーで無機質な声が聞こえてくると、ああやっぱcapsuleなんだなあ、となんだかほっとする。中田ヤスタカがその才能を爆発させて好き放題やりたい放題で作りまわした音を、こしじまとしこというピンが真ん中で留めることによって、capsuleの形を形成しているのかもしれないなあ、なんて思いながら聞いていた(中田ヤスタカのほかのユニットも聞いてみたいけどね)。
「jelly」と「5iVE STAR」はこれまでにも何度か聞いたことはあったのだけれど、やはり名曲です。聞きやすく、メロディが脳に残る。まだ馴染んでなくてもすっきりと入ってくる感覚。他の曲は機械音の印象がつよくてまだよく聞き分けられておりませぬ。
ところでこのアルバム、歌詞カードがついていません・・・と思ってちょっと調べてみたら、なんと帯の裏に小さな文字でびっしりと歌詞が書いてあった。芸が細かいというかなんというか。でも帯に歌詞なんて、気付かずに捨てちゃった人もいそう。歌詞はあんまり重視してないということかしらん。
さて、期待通りに久々のcapsuleは脳にびんびん来て、出張のけだるさやミーティングの緊張を和らげてくれました。ありがたや。
おまけに、うちの子たちがこのアルバムの曲を聞くとリズムに合わせて踊りはじめる。上の子はともかく、まだ捕まり立ちしかできない下の子まで腰を振って踊っていたのでびっくり。そういえば上の子がまだちっちゃい頃にもcapsule聴いて踊ってたなあ。capsuleのリズムには人を動かす何か根源的なものがあるのかもしれない。恐るべし。
もいっこ余談。capsuleのホムペに行くとcontemodeのホムペに飛ばされるのだけれど、そこのARTISTSからcapsuleに行き、Infoを見ると404 Not Foundになっちゃうし、capsule official pageに行くとまたcontemodeのトップに飛ばされるし・・・。公式ホムペなんですからもうちょっと、ね・・・。