週刊少年ジャンプ 2007年第2号

ああ何ヶ月ぶりなんだってなぐらい久々のジャンプ感想。その間にも「みえるひと」が見えなくなったり、一週に２作品がレースから脱落したりいろいろありましたが。

しかしここのところエロ化が激しい。いちごでエロいとか言ってたのが可愛く思えてくるぐらいのコテコテさ。ある意味かつて「バスタード」とか「ターチャン」とか桂正和とかの頃のジャンプっぽくなってきたと言えばそうなのかもしれないけど。でも以前の中身じゃなくてエロで釣ってるようで、なんだかちょっといまいち釈然としません。

神力契約者M＆Y

いかにもジャンプの新連載らしい新連載。いかにも新連載らしいということは新連載のまま・・・。まあ中にはこういうテイストで始まって成功した「ぬ〜べ〜」みたいのもあるからなんとも言えませんが。それにしても第1話から無意味に水着。しかも体反らせて股間アップっておい。バナナはちょっとくどい。天丼は３回までが効果的かと。

ようやくフランキーが仲間に。すごいなあ、連載開始からけっこうたつのに、いまだに仲間集め。そして一人の仲間を増やすのにこれだけ長いエピソードを費やすとは。ロビンも帰ってきて真の仲間になったから二人か。キャラクターが一人一人大切に描かれているから、「誰だっけ？」的なキャラがいない。しかも一つのエピソード中に今後の伏線を盛り盛り入れてきている。空島編ではちょっと中だるみかなあと思ったけど、ウォーターセブン編はそんなこともなく。

NARUTO

絵が冨樫化・・・？迫力があるというよりは手抜きぽいような・・・？

敵はまた不死系。不死がインフレしてやしませんか？そして木の葉側は詰めが甘い。カカシも上忍なら、胸を突き刺した後にすかさず首をはねるくらいはしましょう。

そして出てきたカオナシ四体。いきなり１匹潰れてたのは笑った。

BLEACH

「十刃落ち」はジャンプアニメ化で連載に追いついてしまったときに仕方なくオリジナルの敵を出してくるような、そんな臭いがしませんか？

そういえば虚って悪意の塊だったと思っていたのだけれど、子どもとかスペインオジサンみたいな善人って存在するのかな？霊格が高くなると善性も芽生える？それなら虚の存在を許さず有無を言わさず排除するというのも疑問視せざるを得なくなるわけだが。

銀魂

ネタが微妙にネウロにかぶってますよ？

長年反政府活動をやっててもまともに活動できたことのない桂なんかは、この突然の江戸全体を支配してしまうようなクーデターをどう見ているのでありましょうか。

アイシールド21

神龍寺戦が極限の極限でものすごく盛り上がった後なので、果たしてあれ以上の盛り上がりを演出できるかどうかが気になるところ。

魔人探偵脳噛ネウロ

春川で恋愛オチかよ、と思っていたけれど、浅はかでした。本城刹那は魅力的だし、春川が特別な感情を抱くのも理解できる。そして知的であるがゆえに余計にその自我が消失していくことを「惜しい」と思える。さすがです。アヤ・エイジアといい、この作者はこういう知的タイプの女性を描くのが上手いなあ、と思う。

家庭教師ヒットマンREBORN！

チェルベッロ機関がどうにもこうにも不公平かつ理不尽で、またそれに対するツナたちの切り返しもしょんぼりで憤りを感じるけど、きっと最終的にはリボーンがその辺りをすっきりとしてくれるのでしょう。

ラルΩグラド

なにこの裸漫画。小畑健どうしちゃったの？ゲームの方は漫画がこんなイメージでよいの？とかいろいろ余計な心配をしてしまう。先週は第一回だし、サービスしてたのかな、と思ったが今週はもっと凄いし。いや、もっと酷いし・・・。少年漫画でエロもまあいいんだけど、この漫画のエロは健全じゃない感じがしてなんとも。特に女王様。少女に触手這わせたり、乳に涎垂れたり、「種を植え付ける」とか言っちゃったり、これどこのエロ漫画ですかほんとに。まあその点で話題にはなるのかもしれんけどね。

設定がちょっとバスタードにカブってるような気もする。少年への寄生、世界の女は俺の物、毒をもって毒を制すみたいな、とかさ。