- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2005/10/28
- メディア: DVD
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相変わらず卒のない優等生的作品。
しばらく前に見ていたのだが、ぶっ倒れていて感想を書いている余裕がなかったので。1作目の「ハリー・ポッターと賢者の石」は劇場まで見に行った。不満足とまでは言わないが、非常に優等生的で卒がないが深い余韻もない典型的なハリウッド映画だった。これなら家で見ても変わらんか、ということで2作目からは見に行っていない。その2作目をテレビでやっていたので見てみた。思ったとおり、面白いのは面白い。が、やはりハリウッド的であることを否めない、卒のない作品。
ストーリーとしては、実家に帰っていたハリー・ポッターの元に、ドビーという召使がやって来る。ドビーが言うには「ホグワーツ魔法学校では危険が待ち受けているから、戻ってはいけません」とのこと。しかし実家暮らしが辛いハリーは、友人ロンの助けを借りて家を抜け出し魔法学校へと向かう。
ハリウッド的だから、などといいつつ、見てしまうとやはり続編が見たくなってしまう。今4作目が公開中なのかな。ハリーたちが成長し、特にロンがけっこういい男っぽくなってるのが気になる。最新作ではハリーの初恋、と銘打たれてるけど、ハーマイオニーといい雰囲気じゃなかったの? 今作でも最後にハーマイオニーがハリーに抱きついて、続いてロンに抱きつこうとして躊躇ったシーンがあったけど、あれはハーマイオニーのハリーへの片思いってことで片がついてしまうんかな?
そしてどんどん成長していくハリー。5作目は二十歳くらいになっちゃうんじゃないの? どうするんだろ。新キャスト登用して時間を巻き戻したりしちゃうのかしらん。
媒体 テレビ もう一度見たい ×(1回でいいや) 劇場で見たい × 最後まで集中して見れた ○ 他の人にも薦めたい △(相方は見んだろうな・・・) 印象的なモノがあった × マニアック ×
以下ネタバレ。
しかし、しっかりできているものほどツッコミどころの方が気になってしまうもの。いくらウソツキのろくでなしとは言っても教師を正体もわからぬ穴の中に蹴落としてもいいものなのか、とか、物を直したり形を変えたりする魔法は一瞬なのに、人に化ける魔法には一ヶ月もかかるのか、とか、最終的に活躍してるのはハリー・ポッターというよりもフェニックスじゃん、とか、死に至る毒をフェニックスの涙で簡単に直してしまうのか、とか。そもそもこの世界の魔法体系がよくわからん。
例の「日記」のどんでん返しはけっこう好き。あの名前が何かのアナグラムではないか、とは思った。スリザリンとすり合わせてみたが合わなかったので思い違いかと考えたが、まさか「あっち」の方だったとは。なるほどね。
ヴォルデモートに与えられた呪いによりその力の一部を得たのではないかと言われるハリー。邪悪により与えられた力を恐れるハリーだが、ダンブルドア校長の「君は自らの意思でグリフィンドールを選んだ。それが大切なことだ」と諭す。こういう流れ、いいね。ハリーはスリザリン系の力と、グリフィンドール系の力。両方を手にしているハリーだから強い、ってことか。
ラストにマルフォイ家がヴォルデモートの陰謀にからんでいることを臭わせる。マルフォイ家はただのイヤキャラかと思っていたが、それ以上に裏があるようでなんともかんとも。ドラゴ自身はまだ何も知らないようだけれど。続編に気を持たせる、ちょっとずるいつなぎ方。
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