コトバノウタカタ

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交響詩篇エウレカセブン - 第32話 スタート・イット・アップ

毎週日曜日の朝はエウレカセブンが気になって7時台に起きてしまっている今日この頃。なんだかなー。

抗体

先週「呼応体ではなくて抗体ではないか」との指摘を頂いたときに「呼応体」と聞こえると意固地になっていたが、今週のドミニクの台詞を聞いたところはやり「抗体」みたいですね。すみません。

クテ級出現前には大量のトラパーが観測さる。そしてあのコーラリアンが抗体だとすると、トラパーは「血液」あるいは「赤血球」ということになるんだろうか。血を吹き出し、害を成すモノを駆逐するために抗体が表れる、って感じかな?

コーラリアンの反乱が治まった後、街には人とコーラリアンの死体が。コーラリアンの死体は第2話のセブンスウェルでニルヴァーシュがKLFを倒したときと同様、塩と化している。

じっちゃんと3人娘

軍直結のトレゾアはほったらかしだったのに、アクセルのところには兵士が来るんですね。むしろ軍の機密たっぷりのトレゾアの方への監視や対応を厳しくすべきだったと思うのだが・・・。ま、アクセルの方が抑えやすいからか。

3人娘に「もうここへは来るな」と言うアクセルに対し、一番クールっぽいっぽい子が「また会えるよね」と尋ねる。レントンは「キモい」扱いだったのに、アクセルはモテてるなぁ。ここで事の深刻さとじっちゃんの覚悟がはっきりとする。そして「また会えるよね」の台詞はじっちゃんの死亡フラグを思わせたが・・・。

難民船

街が襲われているときは助けることを諦めたのに、難民船には手を貸すんですね。一刻も早くボードを受け取らなくちゃいけないんじゃなかったの? でも、ま、ここで見捨てたら義賊の名が廃ってしまいますものね。

エウレカの目を見て恐怖のあまり失禁してしまう少年。大人は気づかないようだが、やはり子どもの感性だと気づいてしまうものだろうか。自分自身がやったことではないのに、罪の意識に苛まれるエウレカ。他の種族に対してここまで思い入れを持てるというのは、ある意味凄いことだと思う。コーラリアンがそういう可能性を秘めているのであれば、人類との調和も取れるはずなんだけど。また、自種族とはいえ自分自身が犯した罪でもないものを背負うというのもまた深い。人類は、同じ人類が犯した罪をそこまで背負えるだろうか。例えばデューイが犯している罪を、人類全てが背負ったりできるだろうか。

じっちゃんかっこ良過ぎ

工場を軍警察に囲まれたじっちゃん。大音響ハウリングで相手の虚を突き、アクセルがフォークリフトでの突撃、装甲車両に体当たりし、それを持ち上げてさらに前進。後を追って出てくるニルヴァーシュのボードを積んだトレーラー。こっちは発掘屋が運転してる。そのトレーラに飛び乗るじっちゃん。車体を傾かせながら軍警察の脇を抜けて逃げおおせる二人。最後に工場を爆破。超絶コンボ。かっこえー! じっちゃんかっこ良過ぎ!! そりゃ3人娘も惚れるわ。

そしてリフボードを凧揚げ。しかしワイヤーが切り離せない。ここでじっちゃんがワイヤーを伝ってボードまで登って行って切り離す、とかするかと思ったが、さすがにあの老体でそこまではやらなかった。「止まると凧が失速する」ということでトレーラーが谷へ直進、落下。熱過ぎる。さすがサーストン家の親玉。第1話でのレントンのダイブにもちょっと通じてるかな。

そして最後に「ふんがっ」。もうお腹いっぱい。

軍艦の行方

アゲハ隊が次の爆撃計画を支持。艦は安全領域でそれを観測とのこと。その指示を黙って受ける艦長。ドミニクのときはさんざんドミニクに反発していたのに、アゲハ隊に対しては完全に従順。以前のゲッコーステイトとの交戦の際に、もう終わりだ、みたいなことを言っていながらまだ艦長の席に座っているということは、デューイへの恭順を条件に責任を問われなかったとか? でもこの艦長、なんだかちょっと憎めない感じもするので、案外ふつふつと離反フラグを溜め込んでいるのかも、と淡い期待。そうでなくとも、人類を犠牲にした上での実験を繰り返し、さらなる犠牲を前提に作戦を進めようとするデューイとアゲハ隊に対して反発心を抱く者は少なくはないと思うのだけれど。

アネモネの出撃

コーラリアン観測のために、嫌がるアネモネに無理やり薬を打って出撃させようとするアゲハ隊。アネモネがそこで出撃したとして、真面目にデータを取ってるくとは思えないけど。でもデューイの命令だと聞けば実行するかな。

しかし、アネモネが薬を打たれている間、アゲハ隊の二人に取り押さえられているドミニクが情けなさ過ぎる。相手の数が多いとはいえ、子ども相手にあっさり負けてるなよ。アネモネが大切ならもっと抗え。戦え。そこがレントンと違うところ。ドミニクがレントンに勝てないところ、なんだろうな。

そしてドミニクとアゲハ隊との軋轢は増すばかり。また離反フラグが高まったか。アネモネもまたデューイの黒さにほんのり気づきはじめているような気がする。彼女も(人造かもしれないが)コーラリアンであるというのならなおさら。コーラリアンの痛み、苦しみを感じるアネモネであれば、デューイのやろうとしていることの真意をとっくに読み取っているはず。

ニルヴァーシュ、ボードとランデブー

ゲッコー号と軍艦との進路が交錯。出撃するアネモネのType the Endに対し、じっちゃんを信じてボードなしで出撃するレントンエウレカニルヴァーシュ。Spec2ニルヴァーシュの初出撃。壁のなくなった二人用コックピットで前にも増していちゃつく二人。

Type the Endとの遭遇。いきなりバクシード・クライシスをぶっ放そうとするthe Endだが、そこにボード到着。タイミング良過ぎです。そしてあの広い空で三次元的にピンポイントでキャッチできるわけないだろー! でも熱い。今日は重ねて熱い。かっこええ。ものすごいスピード感。the Endのミサイルでの追撃から飛行モードで逃げるニルヴァーシュ。ま、結果的にミサイルを振り切れてないんだけどね。

それに対し、「そういうところがムカつくのよ!」と吐き捨てるアネモネ。オープニングでアネモネが顔をしかめているのは、レントンへの嫉妬ではなく、単にレントンたちのそういう馴れ合いを見てむかついてるってところなのかな。

セブンスウェルではなく?

またまたニルヴァーシュが「何か」を発動。ホランド曰く「セブンスウェルなんかじゃねえ」。この台詞は28話に続いて2度目。「これは・・・」と言葉を続けようとしていたところから、ホランドはこの現象について知っているもよう。

前回の発動ではオーロラのように光が広がっていったが、今回は元気玉、あるいは螺旋丸よろしく手の平にその光を集めてthe End相手にぶちかました。やはり「破壊」ではなく「武装解除」の技のようで、戦闘能力を失ったthe Endは逃亡。今回のthe Endはショボかったなあ。Spec2のお披露目のための当て馬だったね。

戦闘時間は短かったけど久々にかっこよかった。第1クールのオープニングテーマ「Days」がかかったのもいい感じかな。「ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん」という第2話で出て来た言葉とあいまって、成長したレントンとそれを認めたアクセルの心意気がよく表れていたと思う。

アゲハ隊の判断

アネモネの勝手な出撃に文句を垂れるアゲハ隊。それはいいが、ゲッコーステイトのことを「ただの賊」と言い捨てている。デューイもそう判断しているのかどうかはわからないが、少なくともアゲハ隊のこの判断は認識力不足も甚だしいということになるだろう。ゲッコーステイトにはコーラリアンと直結するエウレカが居て、セブンスウェルを人為的に発動することができるニルヴァーシュがその手中にある。さらに今回のニルヴァーシュの変化などの不確定要素もある。この辺りについての危険度の認識が浅いのではないか。やはりアゲハ隊はしょせんは命令したことしか遂行できない傀儡なのだろうか。そういう点では、ニルヴァーシュの変化にいち早く気づいたドミニクの方が状況をより冷静に判断していると言える。

関係ないけど、アゲハ隊って個別の名前がなくて、アゲハA、アゲハBとかって名前になってるんですね。とりあえずDまでは声優名が出ていた。先週は確かドミニクの艦には3人しか乗ってなかったと思うんだけど、1人増えてるような。別地点で観測してたのが合流したのかな。

じっちゃん生きてた

じっちゃん、ギリギリのところで発掘屋に助けられて生きてた。ってか、じっちゃんよりも実は発掘屋の方が凄いんでないか?

デューイの思惑

2回の爆撃をテストケースとして、いよいよ本格的なコーラリアン駆逐へ乗り出そうとするデューイ。1246秒はセブンスウェルの発動時間と同じとの意味深な言葉。最後に地図上に多数の点が表示されるが、あの全ての点を攻撃するということだろうか。本当にデューイは世界を救うつもりがあるんか?

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