コトバノウタカタ

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交響詩篇エウレカセブン - 第30話 チェンジ・オブ・ライフ

交響詩篇エウレカセブン 5 [DVD]
先週の流れから、ニルヴァーシュのスペックアップ話。ゲッコー号はニルヴァーシュを作ったトレゾア技研へと向かう。

トレゾア技研

トレゾアは軍御用達という話だったのでどうなるかと思ったが、ホランドも軽く復活して「技術屋魂」であっさりとクリア。ホランドは、技研のモリタも苦手とのこと。アクセルも苦手だったし、どうやら技術屋とは反りが合わないらしい。レントンとも・・・?

タルホとレントン

ホランドに自分の血が入っていることを気にしているタルホ。以前であればここでまたレントンがウジウジしてイライラの連鎖していたところだろう。しかし今のレントンははっきりと「僕はお姉ちゃんじゃありませんから」と告げる。レントン、思っていることを正しいと思うことをしっかりと口にできるいい男になったねぇ。しかもタルホへの気遣いまでも見せる。第2クールまでのヘタレがなかったらここで成長を感じることもなかった。ずっとイライラしてたけど、やっぱ前半のヘタレ描写も重要だったんですな。それを聞いたたるほの素直な表情にもほっとさせられる。
ところでレントン、モノローグでは「姉さん」って呼んでたけど、リアルでは「お姉ちゃん」って言ってますね。

ニルヴァーシュのスペックアップ

先週のウォズとジョブスとの会話でもあったが、ニルヴァーシュアーキタイプが成長しているとのこと。外装を外して新たな装備を作ることに。外装を外したニルヴァーシュの背中には、2つのくぼみが。くぼみが2つあるのはこのニルヴァーシュアーキタイプだけ、とのこと。これはニルヴァーシュが「エウレカがパートナーを選ぶための機体」という想定で作り出されたということだろうか。

LFOの歴史

映画でのLOFの歴史紹介。上手いというか、ずるいというか。発掘されるアーキタイプ。「どのくらい古いものかわからない」とあるが、それが以前からそこにあってたまたま見つかったものなのか、あるいはそのとき突然現れたものなのか。エウレカが同じ場所から発見された、とあることから、そのとき偶然見つかったとは考えにくい。大地の意志がエウレカニルヴァーシュを人に遣わした? その意図は?

アクセル・サーストンとニルヴァーシュ

ニルヴァーシュのリフボードを作ったのはレントンの祖父アクセル・サーストンだった。しかも以前はトレゾア技研にいたとのこと。以前に軍部と関わっているであろうことは匂わせていたが、明言されるのは初めてか。

タルホの変身

ミーシャに「いつまでそんな格好しているの」と言われ、決意するタルホ。ショートオカッパに変身。あのスタイルは好きでやってたわけではないのか。ダイアンがそういう格好してたのかな。でもレントンの回想に出てくるダイアンはもっと大人しい服装のイメージがあるんだけど、どうなんだろ。

タルホの服装といえば、ゲームのパッケージに出ているヒロインが同じような格好をしているのが気になってた。ゲームやってないから詳しいことはわからないけど。関係ないかな。

新しいスタイルに関しては、まだ見慣れなくて違和感あるけど、前のイケイケな感じよりはイイんでないでしょうか。でもこのスタイルでは、あのタルホ独特のニヤリと歯を見せた笑いが出なさそうなのがちょっと気がかり。

技研でダンス

所長の号令とともに、いきなりロック調の爆音が流れてダンスをはじめる技研スタッフ。エウレカってダンスを踊り出すと途端にダサくなるのは気のせいでしょうか。チャールズとレイがテクノで踊ってるときもなんだかトホホだったし。しかし所長、地味に見えて案外ノリノリな性格ぽい。最初の号令のときも、片足を台に乗せて、小指立てて叫んでるし。

エウレカから離れるモーリス

子ども達の中で最年長ということもあり、複雑な年頃なのでしょう。エウレカレントンとつるんでいることを良く思っていないのか、自分たちの親を殺したのがエウレカであることに気づいたのか、あるいはエウレカが人間ではないということに抵抗を覚えているのか、はたまた単に反抗期なのか。でも、まだちょっと早いけどモーリスもひとり立ちの時期を迎えたのかも。エウレカがそのモーリスに対してどう接するか、どのように接することができるのか。今後のエウレカの「人間らしさ」を示す1エピソードになりそう。

エウレカとタルホ

一番わだかまりが残りそうな二人だったが、案外にもすんなりと氷解。素直なエウレカと、変わることを決心したタルホの気持ちが上手くかみ合った感じ。「戻っただけ」というタルホに「あたしから見れば変わった」というエウレカ。「戻る」こともまた「変わる」こと。エウレカはただデレデレになっただけかと思っていたが、ちゃんと心も強くなっているんですね。レントン帰還以降、重い話が続いていたのであまり見せる機会がなかったが、エウレカはいい笑顔を見せるようになりましたね。

アゲハ隊の新兵器

トレゾア技研が開発中の新兵器。スカブに深くえぐりこむような爆弾。それを発注したのは謎に包まれた舞台のアゲハ隊。謎とか言いつつ、アゲハ隊だなんてわかりやすい名前をつけるお茶目なデューイさん。バレバレじゃん。漫画と同様、デューイの目的は力をもってコーラリアンを押さえ込むことらしい。空を汚し、大地を砕く。しかし大地は星そのもの。彼のしようとしていることは、星を死滅させることに他ならない。果たして。

技研メンバー

なんか一人、ごっつい顔のでかい人がおるんですけどなんなんでしょう。予告に出てきてたぽいので次回登場?

余談

以下余談。今話とは直接関わらない雑感など。

トラパーと絶望病

漫画版では濃度の濃いトラパーを浴びると廃人になってしまうとの解説があった。そこで「絶望病」という言葉は出てこないが、これがアニメ版で言う絶望病かな。人の無機質化? コーラリアン化する? レントンはトラパー濃度がめちゃ濃いコーラリアンに入って無事に帰ってきた。彼自身にも何か秘密があることが示唆されているが。

蒼穹のファフナー

無機質の敵が、人類を見極めるために人型を送り込んでくる、という構図は最近どこかで見た覚えがあるなあ、と考えていたら、「蒼穹のファフナー 」じゃんね。

珪素の生物

コーラリアンは大地そのものが生命体。恐らく珪素から成る生物。さて、珪素から成る生命というと何を思い浮かべますか? 「ジーンダイバー」のエウロパ人? それとも同じく「ジーンダイバー」の地球表面を覆う回路型生命体? 「BLAME!」の珪素生命?

ムーンドギーって?

ムーンドギーの仕事ってなに? LFOにも乗らないし、ギジェットみたいに特別な仕事がある様子もないし。雑用専門?

台詞まとめ

抜き出して書こうと想ってるのに、印象的なシーンが多すぎてほとんど全部書いてしまってる・・・。

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