コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

20世紀少年 (20)

20世紀少年―本格科学冒険漫画 (20) (ビッグコミックス)

20世紀少年―本格科学冒険漫画 (20) (ビッグコミックス)

いままで微妙にまったりしていたこの漫画。今巻は怒涛の展開。いや展開自体が進んだわけではないが、いままでオブラートに包まれ小出しにされてきたいくつかの過去が一気に語られた。役者もほぼそろい、いよいよ収束に向けて流れ出した感じだ。

カンナの母、ヤン坊、マー坊とケロヨンも出てきて、ほんとにこれで役者がほぼ揃った感じ。ヤン坊、マー坊が味方についたのは以外だった。また裏があるのではないだろうかとも思ったが、少なくとも「真・予言の書」にあのロボットがない以上は本当に味方になったと見てもいいんじゃないだろうか。

カンナの母キリコの生存により、その過去が一気に明かされる。ここはあまりに唐突に、そしてあっさりと。ちょっと流れを焦っているような感じもしたけが。

そしてカンナが、キリコの記憶が「ともだち」の正体に迫る。フクベエでないことは確定だが、それでは果たして。以前にサダキヨではないかということを遠まわしに書いたが、そうでもないようだ。第4の少年の出現。これはちょっとずるいなーと思いつつ、しかしそれでもワクワクドキドキしてしまうところが悔しい。さすがにここまで来て新キャラにすべてを押し付けるようなことはしないだろう。いままで出てきた誰か、かな。誰だろ。いろいろと推測は飛び交っているらしいが、そこは自分でまったりと考えてみたい。

その「彼」を探しながら、また最初から読み返してみようかな。