コトバノウタカタ

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交響詩篇エウレカセブン - サブスタンス・アビューズ

交響詩篇エウレカセブン トランスモデル ニルヴァーシュ
はじめてエウレカをリアルタイムで見た。これを見るために起きたのではないのだが、たまたま早くに目が覚めてテレビを付けたらはじまるところだったのでそのまま視聴。

しかし・・・子と一緒に見ていたので、ラストのグロには焦った。慌てて子の目を手で覆ったりして。朝っぱらからアレはちょっとキツいなあ。あの時間帯なら子どももふつーに見てしまうのだから。

グロがなくても「殺すことの残酷さ」は描写できると思うんだよね。ただこのアニメでは、敵の掘り下げがあまりない、敵はいつも「その他大勢の戦闘員」でないから、そこにドラマを描くのが難しいんだろうね。だから「グロ」で描写するしかなかったのだろう。


子どもじみていることを指摘されるホランド。そのホランドに子どもとして反発するレントン。でもどちらにもいまいち共感できない。せめてどちらかに共感できる要素を入れておかないと、ちょっと話に感情移入できない。

ホランドの方は今回追い詰められたことによって、助けに来てくれたレントンを素直に受け入れるような言動をしていたので少しマトモになったようだが、レントンの方は完全に壊れてしまった。苛立ちをレントンにぶつけていたホランド、そして同様に、苛立ちを敵にぶつけたレントン。しかしレントンの八つ当たりは「敵の惨殺」という許されざる悲劇を招いた。次回で「大人たち」がこのレントンをどう扱うかで今後の方向性が決定付けられるような気がする。

っていうか予告ないじゃん! 余計気になるじゃん!


タルホの位置づけが微妙。あの中では比較的冷静でかつレントンに声を掛けられる立場にいるキャラだが、ホランドとデキているので結局のところホランド寄りのキャラ。そしてホランドの「過去」を知っているのもおそらくタルホだけだろう。今回また「あの人」発言が出ていた。あれはレントンの姉のことなのだろうが、「そこから逃げ出すためにエウレカを利用している」と言う台詞からすると、エウレカレントンの姉は関係ないということかな・・・?

また、そのタルホの台詞「エウレカは世界だから」とはどういう意味なのか。


今回LOFが電力で動くということが言及されていた。一方で、LOFが攻撃を受けると血を流す。そういえば一番最初の頃は、敵LOFを倒したときには血を流すことなく、塩になって消滅していたと思うのだが、いつのまに血を流して残骸が残るようになったのだろうか。うーん・・・。洞窟に生えてたり、自然に死んでいってたり、意志を持っていたり、相変わらず謎の多い存在。

そしてラストのシーンでのホランドの「レントンがあれにのっているということは、ニルバーシュは・・・」という台詞がちょっと意味深。しかしあのシーンをエウレカが見ていたら、レントンは完全に絶縁されちゃってただろうなあ。


ところで、オープニングでホランドが出て来たときに後ろの方にいる子どもって誰?