気を取り直してジャンプ感想なりを。最近のジャンプは全体的に盛り上がってるような気がする。新連載がちょっとパワー不足な感じはするが、半分くらいは楽しみながら読める。
しかし今回はユートが最終回。これはもう本当にジャンプの良くないところ。やっと面白くなってきたところで打ち切り。スロースターターな良作はジャンプでは打ち切られてしまうという典型だろう。そのあたりも含めて。
銀魂
「なんで俺の周りは人の話をきかねー奴ばかりなんだ?」
「それはアンタも人の話をきかねーからです」
「あー、そうか」
で10秒くらい笑った。
ムヒョとロージーの魔法律相談事務所
リオの造反が発覚。ソフィーが乗り移っているのではなく、エンチューと組んでソフィーを解放したとは・・・考えれば思いつきそうなところだが、いろんなところで巧みにミスリードを誘って核心を最後にドカンと。上手いなあ。
しかし、リオはムヒョが煉を使い切った後にビコを助けている。もしリオが完全に悪と化しているのなら、この行為は説明がつかない。リオは「従わなければビコを殺す」とか言われて脅され、エンチューに服従したのかも。
反逆者の印があそこについてるってのは、まあお決まりってことで。
タカヤ ―閃武学園激闘伝―
漫画としては興味ないんだけど、ちょっと突っ込みたいところがあるので・・・。新キャラの建築部副部長倉木まなみ。ボーイッシュキャラのくせに、登場するなり前傾姿勢で胸元ちらつかせながら「ぷんすか」ですか。ぷんすかって・・・久々に見たよこの擬態語。でもってボーイッシュキャラかと思いきやシャワーから出てくると美少女巨乳キャラ・・・。狙い過ぎですよ・・・。
あるいはこの漫画は、そういう古典的というかあからさまな「狙い過ぎ」を楽しむ漫画なのかもしれない。楽しめる人は・・・ね。
DEATH NOTE
とりあえず気になるところ
- マフィアを一網打尽にするとして、生き残ったマフィアをデスノートを使って殺す必要があるのか
- 11月10日まで今わかっている潜伏場所にのんびりと居続けているのだろうか
- マフィアがみんなマスクをかぶっていたらどうするつもりなのだろうか
- ライト、また読みを外す。松田ではなく夜神父が目の取引をすることに。ってそのくらいちょっと考えたら十分予測できることだと思うが。
- 表紙のニアの顔が変
D.Gray-man
これだけ長い時間を掛けて、アレンはイノセンスまでボロボロにして、引っ張って引っ張ってようやく救い出したスーマンが、あっけなく痴呆→惨殺で「バイバイ スーマン」。この漫画は、この漫画は本当に・・・。でもこのあっけなさと残酷さと切なさこそがD.Gray-manなのかもしれない。
魔人探偵脳噛ネウロ
今週はあまり面白い「絵」が見られなかった。しかし来週はいよいよ山場。面白い「絵」も見られそう。
いちご100%
最悪だ。この男本当に最悪だ。はっきりとした結論は来週なんだろうけど、でもこの雰囲気からして最悪な結論に続くってのはほぼ間違いなかろう。けっきょくヤリ逃げかよ。
この後、東条に行くけどあっさり振られ、大学受験も失敗、バッドエンディングまっしぐらの伏線だとしても、最悪男だってことに変わりはない。
それとも大ドンデンガエシでもあるのだろうか。来週、いままでの最悪メーターをひっくり返すくらいの大玉が出てきたらマジで尊敬するかも。
ユート
最終回。突然、というよりはここのところずっと掲載順最後尾だったので、必然、なんだろうけど。残念です。やっと面白くなってきたのに。これからだってときに。
確かに序盤がものすごくスローペースで、「なんだこりゃ」って思っていた時期もあったけど、ここ数週間はけっこう盛り上がって面白くなってきていた。これがサンデーなら、ここからじっくりと話を作っていって人気もそれなりに出たと思うのだが。ジャンプではダメだ。ジャンプではこういう地道な作品は無理。続けさせてもらえない。「ウルトラレッド」もそうだった。「武装錬金」もその類だろう。盛り上がってきて、面白くなってきても、それ以前の人気投票が悪ければ話の途中だろうがなんだろうが容赦なく打ち切り。ジャンプではいきなり掴みから入るバトル漫画か、ギャグ系もしくは必殺技系スポーツ物じゃないと無理ぽい。
それはひとつの「実力主義」と言えるのかもしれない。しかし漫画の面白さが出てくるには、ときにはある程度の時間が必要なこともあるだろう。そういうものを無視してランキングだけで打ち切りを決めるというのはやはり「実力主義」と言うのは少々はばかられるように思う。
「ユート」は最終回でこの先書こうと考えていたプロットを一気に大放出。それだけ見ていてもこれから先の話が面白くなるであろうことが伺える。ほんともったいないなぁ。