- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2005/06/24
- メディア: DVD
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12ではなく11の方。いまさらながら見てみた。ブラピが出ているから見てみた。
出所したばかりの泥棒オーシャンとが、11人の様々な技能を持った仲間を集めてラスベガスでナンバーワンのカジノから金を盗むという話。
ブラピが思っていたよりも目立ってなかった。でも思っていたよりも面白かった*1。
特筆すべきはこの映画、「ひとりの死人も出ない」ということ。怪我をした者さえほとんどいない。極めてスマートかつ大胆にものすごい大金をせしめてしまう。ハリウッド映画にはあるまじき展開ではなかろうか。
罠や仕掛け、トリックが巧みで、また展開が速いために、予想するよりも先に先にと物語が展開していく面白さがあった。何度も不確定なミスやトラブルが発生するものの、そういうものをすべてやり過ごし、ときに生かしつつ、ときには運に助けられもするが、綿密にスマートに計画を遂行していくのは見ていて心地よい。ご都合主義なところもあるにはあるが、その辺りはルパンでも見ている気持ちで「すげーな」と単純に喜んでおく方が幸せだろう。
惜しむらくは、せっかく11人もキャラがいるのに、一部のキャラ以外は影が薄く、設定が生かされていない。2時間という枠でそれを前面に押し出すのは難しいのかもしれないが、見た目で特徴付けるとか、短いエピソードを入れるとか、もう少し頻繁に名前を呼ぶなどしてキャラを立てた方がよかったのではないだろうか。
あと、最後にテス(ジュリア・ロバーツ)がベネディクトに失望するのはいいとしても、それですぐにオーシャンの元に戻ってくるのがわからない。テスが戻ってくるためにもう少し伏線を張って欲しかったかな。
そのうち「オーシャンズ12」も見ます。たぶん。
- 追記
他の人の感想に、「面白くないことはなかったが、もう一度見たいかと言われるとそうは思わない」という一言が。確かにそうかも。これって好きな映画とそうでもない映画をわかつひとつの境界線かもね。
- 他の人の感想
*1:最初の期待が低かったから、とも言えるが・・・