コトバノウタカタ

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どうでもいい思い出 - ファミコン編

via: id:ain_ed:20050522:p1


id:ain_ed氏のファミコンに関する記事を読んで、我が家でもファミコンを隠されていたことを思い出した。懐かしぃってことでちょっと。


我が家の場合、はじめてファミコンを買ってきたのは父だった。小学校の3、4年生くらいのことだったと思う。まだファミリーコンピュータなどという名前さえまったく世間に知られていないころの話。父がなんでもない日にひょっこりと見慣れぬ赤と白の箱型ゲーム機を買ってきた。どうやら父は、そのファミコンで遊べる「麻雀」がお目当てだったらしい。

一緒に買ってきていたソフトは、マリオブラザーズとベースボール。私と弟は、それこそ猿のように毎日毎日ファミコンに向かた。半年くらいはその2つのゲームのみで遊んでいたのではないだろうか。

それだけゲームばかりしていると、当然親の怒りを買う。かくして「ゲームは1時間」命令が下ってしまった。納得できないながらも従うしかなかった。


しかし時が経つにつれ、新たなゲームが発売され、お正月やクリスマスにはそれらの新たなものを入手していった。新しいゲームが手に入れば遊ばないわけにはいかない。1時間では到底満足ができない。私と弟は共謀して「夜中に起き出す」ことにした。

当時、自分たちの部屋にはテレビもファミコンも置いていなかった。親が寝静まった深夜、私たちはこっそりと居間まで降りていって、音を消してファミコンをしていた。ときおり父親が夜中に起き出してきて居間のソファーで寝てしまう。弟と私は慌ててソファーの下に隠れ、父が去るまでじっと息を殺していたりしていた。


その「夜中ファミコン」もバレ、とうとう母から「ファミコン禁止令」が下り、本体を隠されてしまう。そして今度は弟と二人での「家捜し」がはじまる。母もそれほど凝ったところには隠さない。たいていは奥の間の押入れとか、縁側の段ボール箱の中など、ちょっと探せば見つかるところに隠している。我々はその隠し場所を確認し、母が用事で出かけた隙を見ては、取り出して遊んでいた。


今考えるとアホだなあと思うが、今でも深夜までパソコンやらゲームやらしているわけで、あの頃とさほど変わりないということに気づく。アホは直らないものなんだなあ・・・。