コトバノウタカタ

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DEATH NOTE 連載再開

すっごい! 連載再開、第2部スタートの1回目。想像していた以上に面白い! ある部分は予想通り、そしてそれ以外の部分では予想を真っ向から裏切ってくれた。


以下、ネタバレばりばりっす。感想と言うよりは中身を羅列するだけになってるような気もするけど。


まず冒頭はウェイディとアイバーの死。Lの側にいた人間なので消されるのは当然の流れといえばそうなのだが、二人ともそれなりの名家の出のようで、それが意外。しかもそういうくだりを1ページで全て表現してしまっている。


キラ(夜神月)は敵であるLを失った世界で、そのLの肩書きをも得、ますます恐怖政治を確固たるものにしている。当然のように警視庁に入り、その体制は磐石。いままで「警察=敵」だった状況が、完全に逆転。このあたりは想像通り。


今回の目玉はやはり新キャラのメロとニアだろう。ニアは「変な座り方」をLから受け継いだ正統派。アメリカ合衆国大統領に直接接見して対キラ組織を立ち上げる。こちらもまあ概ね予想通り。

驚いたのはメロ。悪じゃん。黒じゃん。部下もギャングだし、やってることも極悪。目つきも黒ライト並に凶悪。でもって次は夜神粧裕の誘拐!? すげー。すげー黒だ。しかもバカな悪ではなく、切れる悪だ。ライトとの黒対決だ。Lが躊躇してできなかったことをバリバリやっていきそうだ。


メロとニアが違う個性で協力しあいながら、ライトに迫っていくかと思っていたので、二人が共同で事を行なっていない、むしろライバルとしてまったく違うルートからデスノートに近づいていくという展開はまったくの予想外だった。どうやら状況は「三つ巴」になりそう。しかもメロの雰囲気からして、正義感やLの意思を継ぐというよりも「自分がデスノートを手に入れて好き勝手してやる」って臭いがプンプンしてる。なまじ頭がよさそうなだけにヤバイ。


メロとニアにはデスノートの情報は概ね渡っている様子。ひょっとすると第二部はゼロからの出発か、と思っていたが、そんなこともなかった。(何も情報がないところからニアが調べ上げた、って言ってた。)むしろ二人の存在を知らぬライトを出し抜いているとも言えよう。とはいえ、メロの警察庁長官の誘拐で、「デスノートを狙う者」の存在はあっという間に知られてしまったわけだけれど。それでも「Lを継ぐ者のニ方向からのアプローチ」があるとはさすがのライトもまだ考えてないだろう。ネロとニアは足の引っ張り合いになる可能性もでかいけどね。


ジャンプ特有の「延命」で無理やり続けたのではないか、とかいろいろな憶測が飛び交っていたけど、少なくともこの第1回を読む限りでは絶好調なのではないでしょうか。

追記

33ページの右上のコマ。死神界のほのぼの会話の一幕だが、この台詞。

あーそろそろ人間殺さなきゃなー
あれ?

「あれ?」って、ひょっとしてノートがない?? まさかもう一冊増えるとか。

そういえば漫画が始まった当初、リュークはデスノートを「2冊」落としたんじゃなかったっけか。勘違い?

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