コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

ビアンカとフローラ

ドラゴンクエストV 天空の花嫁 (DQ VIII プレミアム映像ディスク同梱)
昨日、ドラクエ武器占いをやっていて、ドラクエは5作目までやった、という話をしたのでそれに関連して。

ドラゴンクエスト5」には結婚イベントがあるが、そこでビアンカとフローラ、どちらを選んだだろうか。私はSFC版しかプレイしていないが、2回クリアして2回ともビアンカを選んでしまった。2回目はフローラを選んでみようと思っていたのだが、いざ結婚相手を選ぶ段になると、どうしてもフローラを選べなかったのだ。おそらくもう一度プレイしてもまたビアンカを選んでしまうだろう。

ちなみにビアンカとフローラのスペックを書いておくと

  • ビアンカ
    • 幼馴染
    • 元気がいい
    • 田舎モノ
  • フローラ
    • 旅先で出会う
    • 清楚系
    • お金持ちのお嬢様

ゲームとしてはフローラを選んだ方が断然有利になる。しかしキャラクタという点で見ると、フローラはどうしても魅力に欠けてしまうのだ。貞淑で夫に尽くしそうな人ではあるが、一緒にいて楽しいとは思えない。また金持ちのお嬢様という点が、逆に結婚する意欲を失わせる。もちろん、そういう恵まれた境遇にいながら主人公とともに危険な冒険の旅に出るというけなげさはある。性格も良い。しかしビアンカの快活さやそれまで共に冒険をしてきたという絆がどうしても断ち切れない。


クロノトリガー PS one Books
同様に「クロノトリガー」のマールとルッカについても同じようなことが言える*1。こちらは結婚イベントなどはないが、幼馴染で変な発明家のルッカと、「ローマの休日」のような出会いをしたお姫様のマールが登場する。物語は主人公クロノとマールとのイベントを中心に進んでいくが、私はむしろルッカの方に感情移入してしまった。気の強いルッカは、クロノやマールの前では気があるような素振りはまったく見せない。しかしふとした瞬間、特にクロノが消滅してしまった後、彼を復活させるために冒険をしている際などに、ルッカはクロノへの思いを密かに独白する。


フローラもマールも、劇的な状況で主人公と出会い、そこに恋をしているだけなのではないかと思う。それは一種の「吊り橋効果」であり、平和な世の中になってしまうとその興奮も冷めてしまうのではないか、などといらない危惧までしてしまう。一方ビアンカとルッカは、主人公と長い間ずっと接してきて、お互い良きも悪きも知る仲になっている。それが男女関係において必ずしも有利とは言わない。しかし少なくとも「知らない爆弾」を抱えている可能性は格段に低いはずだ。

またフローラやマールは比較的「女らしい」キャラとして描かれ*2、一方でビアンカやルッカは「男まさり」なキャラとして描かれている。前者は見て愛でるにはいいかもしれないが、人間として関係を続けていくのであれば、後者の方が断然面白いと思う。


と、私はゲームのキャラごときで何を熱く語ってるんだろうか・・・。しかもドラクエ8の話題で持ちきりのこの状況で、いまさら5の話をしている私って・・・。申し訳ないのでドラクエ関係のキーワードリンクをカットしてしまいたいくらいだ。面倒くさいのでやらないけど。

しかしビアンカを選んでしまうのは私だけではないようだ*3。やはり「長く一緒に冒険した」というのがビアンカを選ぶ主な理由のようだが。

関連サイト

*1:これもSFC版しかクリアしてないが。

*2:マールはお転婆姫として描かれているが、ルッカに比べればやはり女性的だろう。

*3:関連サイト参照。