コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

わんわん

うちの子は、テレビ画面やコンピュータの画面に犬が映るのを見るのが好きで、パソコンを立ち上げると画面を指差しながら「わんわん」と要求してくるほどだ。スライドショーで犬画像を表示してあげると、満面の笑顔で絵が変わるたびに「わんわん」「わんわん」と繰り返す。ちなみに犬ではない毛むくじゃらの動物を見ても「わんわん」という。毛むくじゃらではなくても犬っぽい四足動物なら「わんわん」という。一度はカバを見ながら「わんわん」と言っていたので、「これもわんわんかよ!?」と突っ込みを入れてしまった。

子というのは一般的に犬などの動物に興味を示すものらしい。子供用絵本やアニメーションでも動物が登場することが多い。子に動物を愛玩する本能など必要ないだろうに、不思議な話である。動物的本能で獣を食すことが脳に焼き付けられており、獣を見ると興奮するのだろうか。しかし食べたいという風でもない。むしろ愛着を持ったような目で「わんわん」を見ている。何故なのだろうか。

だが、うちの子はリアルで犬を見せてもあまり反応しない。怯えているのか、画面で見る「わんわん」と実際の犬がまだ結びついていないのか。あまり画面や絵ばかりで何かを見せるのも良くないのかなぁと思ったりもしているが、どうなのだろうか。しかし犬などの身近な動物ならまだしも、クマなどの場合なかなか実物を見せるわけにもいかないしなぁ。