コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

座っていることの苦痛


昨日、一昨日と、会社の指令で講習を受けに行ってきた。講習と言ってもほとんど聞いているだけのつまらないものである。

私は学生の中盤くらいまでは、自分で言うのもなんだが比較的真面目で、授業にちゃんと出て、人から「ノートコピらせてくれ」と言われるくらいの学生だった。それが学生の中盤ごろから崩れはじめ、最後には単位ぎりぎり、研究もおざなりでお情けで卒業させてもらった、という体たらく。そのダメダメさ加減は当然いまでも続いている。

席について講習がはじまり20分。既に睡魔との闘いだ。話の内容なんて全然頭に入ってこない。そもそも興味がない内容だから仕方がない。いやいや、仕方がないなどと言っている場合ではない。落書きでもして気を紛らわせようとも思ったが、参加人数が少なかったのでそんな余裕さえなかった。しかし寝てしまうわけにもいかず、体をさすったり、目元を押さえてみたりして必至に我を保とうとする。それでも我慢できず、机に肘をついて手のひらで額を押さえ、そのまま瞬眠。がくっ力が抜けて慌てて目を覚ますが、すぐにまた睡魔に引き落とされてしまう。

朝の睡魔も酷いが、昼食後の睡魔はさらに酷い。もう意識が半分飛ぶし、起きようとするとイライラしてたまらないし、どうにもならない。学生時代にも授業中眠くてたまらないときや、実際に爆睡していることはあったが、それでもそれなりに授業は聞いていたように思う。いまはだめだ。人の話にまったく集中できない。

そんな講習中の睡魔を、妄想や自傷行為でなんとかやりすごし、どうにかカリキュラムを修了した。いちおう睡眠学習ができたのか、おぼろげながら話の概要はわかったつもり、にはなっているが、果たしてそれが役に立つかどうかというのはまた別の話である。役に立たない人間が役に立つ知識を得たところで役には立つまい。