ちょっとはてなグループについて考えてみた。文章読むの面倒くさい人は下の箇条書きの部分だけでも読んでみてください。
以前はてなグループについて少し書いた(ここ)。しかし自分でこんなものを作ってみたりした結果、そのとき書いていた考えが少し変わった。確かにキーワードデータベースとしてグループを活用するというのはひとつの使い方である。「bookグループ」などは実際その典型で、運用も上手くいっている。しかしそれだけでは何か足りない。せっかくグループ内で個々人がダイアリーとは別の日記を持てるのだから、それを活用することを考えなければ価値がない。
当初はグループ日記を書けばグループ内キーワードへのリンクが張れる、ダイアリーよりも局所的、マニアックな日記が書ける、などと考えていたが、その考えも打ち消された。その後の機能追加でダイアリーの方からグループキーワードへリンクを自動的に張ることができるようになったため、キーワードリンクに関してはグループ内で各必要性がなくなった。さらに言えば、どんなに局所的なものを書いても人が来なければ意味がない。ダイアリーと違ってグループは閉じているので、通りすがりの人などはほとんど来ない。
結局、実際に鳥取グループで日記を書いてみて思ったのは、少々局所的な話題であれ、普通の日記を書くのであればダイアリーの方に書がマシだということ。グループ内での日記は、グループとしてダイアリーとは別の価値を持たねばならない。
そこでグループのキーワードと日記を活用できる良い方法はないものかと考え、ひとつの案が浮かんだ。題して「お題グループ」。まず、1日ひとつお題をあげる。お題は時事ネタ、思想、考え方、生活、趣味、嗜好と何でもアリ。ただし誰でも書けるように、あまりに専門的な話題や不快になるようなお題は避ける。「○○について思うこと」などの議論調にしてもよいし、「好きな○○について」などとしてもよい。
グループ参加者はその日のお題について何でもいいので自分のグループ日記に書く。ただし飽くまでも自由参加。書けないときは書かなくてもよい。しかし書けないことも頭を捻って自分のテリトリーに引っ張って書くというのも楽しいと思う。ルールとしては「お題::○○について思うこと」を見出しか文章中に入れること。それ以外特にはない。エッセイでも感想でも日記でも詩でも川柳でも絵でも小説でも何でも良い。一種のコトバアソビをするのである。
こうすれば、グループでのキーワードと日記を有効活用しながら遊ぶことができると思う。同じお題について、いろいろな人がそれぞれの視点から何かを書く。それをグループという枠でくくり、キーワードなどで相互にリンクさせる。どうだろうか。
難しいのはお題の管理か。まず各お題は「お題::○○について思うこと」というキーワードとしてグループに登録する。キーワードの中には、お題の提案者がお題に対する具体的な説明や関連リンク、引用などを書いておく。そのお題を「お題リスト」というキーワード内に日付とともにまとめる。
問題は「新しいお題」をどう追加していくかということ。管理者が追加していくというのではつまらない。参加者がそれぞれ、好き勝手なお題を追加していくというのが面白いだろう。グループ参加者が直接新規キーワードとして「お題::(新たなお題)」とキーワード登録し。それを「お題リスト」のリストの末尾に日付と共に追加していく。
しかしキーワード登録などしたことのない人もいるだろう。そういう人にとってはグループ内とはいえ、新規キーワードを作るというのは抵抗があるかもしれない。そこでグループ内の日記でお題を提案することを考える。お題提案者は自分のグループ内日記に「お題提案」などのキーワードと共に提案するお題について書き込んでおく。それを気の向いた人(管理者や有志の暇人)がキーワード登録し、「お題リスト」に追加していく、というはどうだろうか。これなら誰でも気軽にお題提案できそうだ。
ルールとしては「人の書いたものの感想は書いても批判はしない」「お題についてもよほど問題がない限りは文句を言わない」くらいがあればよいと思う。既に「お題」で縛っているので、それ以上の縛りは必要ないだろう。ま、そのあたりはグループ内で議論の場を設ければよいと思う。書きにくい話題や不本意な話題でも、ブレストするような気持ちで取り組んでみるというのが面白いだろう。
ただし、これは以前にも言ったが、グループは人がいないと意味がない。それは鳥取グループでかなり強く実感した。ひとりぼっちは悲しい。「お題グループ」の趣旨から考えると、最低でも4人くらいはいないとダメだろう。
あまりに漫然と書いてしまったので、案をまとめとして箇条書きにしておこう。こんな感じでどうだろうか。
なんだかこの件についてはまた私の妄想、暴走が過ぎるような気がするが・・・。とりあえずは、はてなグループの有効利用の案として。