コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

お気の毒にという言葉

大きな地震が起きた。こういうとき、私は何を言っていいのかわからない。かわいそうに、とか、亡くなった方のご冥福をお祈りいたします、とか、すんなり言えればいいのかもしれない。実際にそう思う気持ちはある。しかし自分は安全なところにいて、何もしていないのにそういうことを言うのは酷く空々しい気がしてしまうのだ。お気の毒に、とか、かわいそう、などという言葉は、自分が優位にいるから口に出来る言葉なのではないか。そんなことを考えてしまう。

いらんことを考えすぎか。何かを言いたい気持ちはあるけど、言葉が上手く出てこないから、そう言って自分をごまかしているだけなのかも。こういう性格だからダメ人間なんだろうな・・・。

どう言えばいいんだろう。「大変でしたね」が一番しっくりくるのかな・・・。