コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

奥村愛子とYUKARI FRESH

プロフィールの「気になるモノ」に書いている2人のアーチストについて。試聴版は聞いているので、だいたいどういう曲かはわかっているのだが、なかなかきちんと聞く機会がないアーチストたち。マイナー過ぎて田舎のレンタル屋ではまず置いていないし、CD屋でさえ見つけられないかもしれない。こういうときばかりは田舎暮らしが辛い。お金があれば通販でもなんでもバンバン買ってしまうのだが。

しかし私はアーチストの解説をしようとするときに、どうしても似たアーチストを引き合いに出したり、ジャンル分けで説明をしてしまったりする。そのような解説では、けっきょくそのアーチストの独自性を否定してしまうことになりかねないのだが、他に上手い表現の仕方がわからない。己の表現力のなさと発想力の低さが恨めしい。と、先に言い訳をしておく。


奥村愛子
いっさいがっさい (CCCD)
明らかに昭和歌謡を狙い撃ちした曲調のアーチスト。同様に昭和歌謡テイストを臭わせる小島麻由美椎名林檎、Ego Wrappin'などと対比されることが多いようだ。実際には小島麻由美椎名林檎も、それらに影響を受けつつも独自の音楽を目指しているのに対し、奥村愛子は最初から明らかに昭和歌謡を歌う、というスタンスで売り出している。そのあたりは古めかしく作ってあるジャケットからも明らか。歌唱力はあるようだし、悪くはない雰囲気を感じた。ただ全体的にちょっと狙いすぎ感は否めないかなぁ。


YUKARI FRESH
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こちらはフレンチテクノポップスなテイストのアーチスト。また似たようなアーチストを引き合いに出してしまうが、嶺川貴子系。音遊びの感覚やウィスパーヴォイスがかなり近い。いろんな有名アーチストがプロデューサとしてよってたかってイヂっているようなので、それもまた興味をそそられるところ。その中にコーネリアスの名前もあったりして、ますます嶺川貴子とカブって見えてしまう*1。インディーズアーチストということで、田舎ではなかなかお目にかかれないのが辛いところ。最近はYUKARI ROTTENとやらに改名してるのかな?

関連サイト

*1:こういう言い方をされるのはアーチストにとってはいい気はしないだろうな。ごめんなさい。