コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

出張とマンホール


久々に夢を見た。夢の話は反芻しない方がいい、夢日記などつけない方がいい、夢判断なんてもってのほか、という忠告を読んでその理由にけっこう納得していたのだが、けっきょく書いてしまう自分がいる。理系人間としてはどうしても分析してみたくなってしまうのだ。それに「書いちゃだめ」なんて言われると余計に書きたくなってしまう天邪鬼が私の中にいるようで・・・。見逃してやってください。ま、今日の夢はトラウマがどうこうというほど深い夢でもなさそうだし、言わば現実の不満がそのまま出たような夢だったので、書いちゃっても大丈夫だろう、と。それほど鮮明に覚えているわけではなく、シチュエーションと場面場面しか覚えていないのだが、覚えている限りで。

仕事で出張に来ている。仕事仲間も一緒にいる。たぶん東京のオフィス。しかしいつも見知ったオフィスとはレイアウトが違う。建物などを見ると背の低いし、東京にはいないスタッフがいたので、ひょっとしたら東京ではないのかもしれない。

午後くらいから暇になって、オフィスで漫画雑誌を読み始める。週刊少年ジャンプかな。内容は覚えてない。特に叱られることもないが後輩に冷やかされる。仕事をした記憶はない。

その日の夕方に鳥取に帰ることになっていたが、時間になっても帰り支度をはじめる様子がない。大丈夫だろうかと聞くと「車で駅まで送るから」との返事が。それからどうにか帰り支度をはじめ、一行が車に乗り込む。

車が田舎道を走り始める。道路いっぱいに広がって走る自転車の高校生などがいて、思ったように車が前に進んでくれない。どうにかそれをやり過ごすと、今度は道路の真中でマンホールを開いてなにやら作業をしている。マンホールの脇にはマンホールの蓋を持ち上げるための長い棒を持ったおっさんが立っている。車を運転しているスタッフは、何事もないかのようにハンドルを切ると、マンホールを避けて走り続ける。それをやり過ごした後も、次から次へと蓋の開いたマンホールが出てくる。蓋をあけているのはおっさんだけではなく、おばちゃんや若い娘もいる。いったい何をやっているのだろうと思うが、運転手は何事もないかのように運転している。タイヤがマンホールに落ちるのではないかと不安になるが、運転手はそ知らぬ顔で車はスイスイと道路を走っていく。

覚えているのはここまで。なんだろね。夢分析なんかできないが、前半のオフィスは「仕事したくねー」「仕事してねー」っていう現れだというのはわかる。帰りの列車に乗り遅れそうで焦る、というのは現状に対する不安の表れかな。

後半のマンホールはなんだろうか。ここでフロイト流夢判断だと「穴は女性器の象徴。たくさんの穴が出てくるというのはたくさんの女性とカンケイを持ちたいという欲望で、それをスイスイ避けて走るというのは、その誘惑に負けない意思、あるいは現実ではそういうことはありえないと考えていることの現れ」とでもなるのだろうか。

ちょっとマンホールに落ちそうなところと帰りの列車に乗り遅れそうな感じは嫌だったが、それ以外は、後味が良くもなく、悪くもない夢だった。

あーあ、書いちゃった。ま、脳内で反芻していた時点でもうダメか。