コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

カウンターストライク コンディションゼロ レビュー


そこそこ遊んだのでそろそろレビューを。

まず「Deleted Scene」。いわゆるHalf-Life型のマップクリアタイプのゲームモード。Half-Lifeと違って敵がすべて人間なので、攻撃のバリエーションがわりと単調。Half-Lifeに比べて受けるダメージがでかい、敵の反応が速い、遠距離でばしばしダメージを食らうということもあり、難易度は高め。Easyでもぼんやりしてると軽く死ねる。Normal以上の場合、こまめなセーブをしなければかなり厳しいだろう。

ただし、Deleted Sceneの敵は、シングルモードのようなAIもなく、スクリプトで動いているだけなので、いる場所さえわかっていれば比較的簡単に倒せる。武器も複数持てるので、わらわらと出てきてもなんとか対応できる。ただし全体的に弾数が少なめに設定されているので、ちゃんとヘッドショット*1を狙って倒していかないと、途中で弾が切れてたいへんなことになる。


一方、カウンターストライク本編のシングルモード。ツアーモードとランダムプレイがあって、ツアーモードではカウンターテロリストのリーダーとなり、部下を引き連れてテロリストを駆逐する。各マップにはクリア条件があり、それを満たすとクリア。ランダムプレイでは通常のCSのように、どちらか好きなチームに入って普通にプレイ。クリア条件などもない。

こちらはAIで動くBOT*2相手なので、Deleted Sceneよりは戦略的なプレイが要求される。味方のBOTに命令を出すと従ってくれるのも楽しい*3

ツアーモードは、Normalまでは余裕でクリアできたが、Hardがしんどくて途中でやめた。自分の腕のなさに呆れる。Normalでは、BOTの反応がワンテンポ遅く、クリアリング*4もいい加減なので、わりとさくさくと敵を倒せる。それでもこっちが一度姿を見せたり足音を立てると、待ち伏せされたりヘッドショットやられたりと、なかなかやってくれるわい、と思うこともある。またどうやら敵キャラクタにも強さや、性格の設定があるようで、自分よりもあきらかに上手いBOTがたまに混じっていることもある。

しかし、このシングルモードをやっていると、ネットでの対戦が弱くなる気がする。理由はいろいろある。まずNormalモードでのボットがぬるい。NormalモードでのBOTは人間のような姑息さはないし、Aim*5も下手。反応は遅いし、足音や銃声への対応もいまいち。それならHardでやれよ、といわれるかもしれないが、Hardにしたとたん勝てなくなるからやっぱりNormalでやってしまう。楽しむために遊んでるんだから、負けてたら嫌なんです。

また、ネットプレイに比べて明らかに照準の枠が小さく、集弾率*6も高いように思う。その感覚でネットに入っていくと、弾が当たらなくて困る。

もうひとつは、PING*7の高さ。シングルでやっている場合は当然ラグなど皆無。しかしネットでやる場合、回線状況の悪い私は明らかに不利。ネット接続時のPINGはだいたい100前後。0.1秒のラグはこのゲームでは命取りだ。


全体的なできとしては充分満足だ。へたれな私は、ネットでコテンパンにやられた後、シングルでBOT相手に憂さを晴らしたりしている。ただしBOTに負けたときには、人に負けたとき以上にいらいらしてしまうという問題はあるのだが。

*1:頭を狙って撃つこと。カウンターストライクでは頭を攻撃すると、他の部分を攻撃するのに比べて倍以上のダメージを与えることができる。

*2:人間のように考え、待ち伏せやチームプレイまでこなすコンピュータが操るキャラクタ。

*3:必ず言うことをきくわけではなく、「Negative」と言って好き勝手やってるやつもいるけど。

*4:物陰に敵がいないか、確認しながら進むこと。

*5:狙いをつけて撃つこと。

*6:連射したときの銃のぶれの小ささ。集弾率が低いと、連射したときに弾が狙ったところに飛ばなくなる。

*7:ゲームをする際のネットワークの応答速度。ネットワークが遅いとPINGが下がって反応が遅くなる。