コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

山本耕史≒土方歳三


昨日、相方が撮りだめしていた「スタジオパーク」を見た。山本耕史がゲストの会。

新選組!」の土方は、男の私が見てても「かっこええなぁ、おい」と思うようなキャラ。中盤以降は我がまま自分勝手が目立って、新選組を悪い方へと引っ張っていってるような人物だなぁと思っていたが、それでもかっこよさは抜けない。

山本耕史については、番組中にも本人が言っていたとおり、「ひとつ屋根の下」の文也のイメージが強かった。色は白いし、マスクは甘いので、柔らか系のキャラとしてみることが多かった。実際にはけっこう気も強そうだし、きつい口調もいけるんだなあと、他のドラマなどを見ながら薄々は思っていたが、しかし今回のようなはっきりときついキャラとして見るのははじめて。それが思っていた以上にハマり役だったのは新鮮だった。

こう言ってはなんだが、最近の山本耕史の土方は、主役の近藤勇(香取晋吾)を完全に食ってしまっているような気がする。理想と現実の間で苦悩しながらも何もできない近藤よりも、自分なりのあるべき姿を見つめ、それを行動で示している土方の方が目立つ、とういのもあるかもしれない。しかしそれ以上に、やはり役者の質というのもあるのかと思う。香取晋吾は嫌いではないが、やはり役者一本でやってきている山本耕史の方が一枚上手、ということか。あるいは最近の近藤のような落ち着いた役が香取晋吾に合わなかっただけかもしれないが。