コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

薬と私


目薬を持ってくるのを忘れた。落ち着かない。携帯電話を持ってくるのを忘れたとき以上に落ち着かない。特に今日は目が乾燥しているので目薬を挿したくて仕方がない。しかし昼休みまではどうにもならない。本当に落ち着かない。

私は昔からすぐ薬に頼る傾向がある。ちょっと頭が痛いと頭痛薬、ちょっと風邪っぽいと風邪薬、腹が痛くなりそうだったら正露丸。実家にいるころは薬代なんて自分では払わないので飲みたい放題だった。薬売りが来て置き薬を置いて帰るのだが、その清算のときに1万円を越えたこともあって母親にしかられたりもした。

最近はさすがに飲み薬は控えている。特に頭痛薬は、飲んだ夜に胃が痛んで気持ち悪くなって戻しまくったことがあってから、ほとんど飲まなくなってしまった。風邪薬も案外単価が高いということがわかってからは多用はしないようになった。

しかしずっと使いつづけている薬が3つだけある。それは、最初にあげた目薬と、うがい薬、そして咽喉用スプレー。

目薬は使っていると癖になる。とにかく挿さないと落ち着かないとき、というのがある。特に寝不足の朝などはそれが顕著で、目の乾燥が気になって気になって仕方がない。以前、あまりにも気になったので水を目に挿したことさえある。それで少しは落ち着いたが、やはり目薬の爽快感には勝てない。

私の友人にも同じように目薬が手放せない奴がいて、そいつは目薬を3つ用意している、と言っていた。ひとつは自宅用、ひとつは職場用、もうひとつは持ち歩き用。私はそこまで徹底して目薬管理をしていはないが、その気持ちはよくわかる。


うがい薬、咽喉用スプレーに関しては、咽喉が弱いことに対する対策だ。以前は毎年というほど、冬になると風邪で猛烈に咽喉が腫れて辛い目に合っていた。そこでうがいをしたり咽喉用スプレーを使いはじめた。実際効果はあると思う。以前に比べて咽喉風邪になる回数が格段に減った。少し「調子悪いかな」と思うことがあっても、ちゃんとケアしていれば酷くなる前に直ることもわかった。ま、うがいとスプレーだけではなく、暖かくすること、とか、睡眠をたっぷりとること、なども重要なのだが。

出張などの時にも、これらの3つは必ずもって行く。特に都会に出ると空気が悪いので、目や咽喉のケアは必須だと感じる。今年、出張の際に一度だけ咽喉用スプレーをもって行くのを忘れたことがあったが、そのときは猛烈に咽喉風邪をひいてしまった。出張先が、密室でエアコンをガンガン使って、煙草吸いまくりという最悪環境だったために体がやられた、というのもあるが、それでも咽喉用スプレーを持っていっていればもう少しマシだったと思う。

あまり薬にばっかり頼っているのは、身体にとっても、コストとしても良くないとは思うのだが、やめられない。というか、やめる気にもならない。ま、飲み薬ではないからそんなに大きな影響もないと思うし。

あー、とにかく早く目薬を挿したい。落ち着かない。