コトバノウタカタ

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[ゲーム]イーサロード2 日本語版

PCゲームにして洋ゲー。一言で言えばカードデュエルで戦闘するRPG。よくは知らないが、カードの部分はマジック・ザ・ギャザリングが元になっているらしい。

ゲームのストーリーとしては、4つの勢力があって、それがお互いに覇権を争っている世界。プレイヤーはそのうちのひとつの種族を選んで、その種族が勝利できるように冒険を繰り広げていく。RPGといってもほとんど一本道で、道すがらモンスターや敵勢力の兵士を打ち倒し、アイテムを拾ってショップで新しいカードを買ってまた先に進む、といった感じ。

戦闘では、カードでクリーチャーを召還したり、援護魔法や付加魔法を使って相手を打ち倒していく。百種を越えるカードがあり、同種族への支援効果をもったクリーチャーや、特定の種の敵に絶大な効果を及ぼすカードなどがあり、自分の手札の組み合わせと相手の手札との相性によって戦闘が天国にも地獄にもなる。手札は20枚くらいしか持てないのだが、戦闘中でなければいつでもストックされている札と交換できるので、戦闘前に敵の種類を見て手札を持ち変えることも可能。というか、戦闘前の手札編集で、戦闘の7割は決まるといっても過言ではない。

体験版をやっていて、このゲームがけっこう面白いということは既に知っていた。というか、体験版を3度も4度もはまってプレーしていた。そのために正直なところ序盤の新鮮味はなく、ちょっとだれてしまった。でもやっぱり面白い。戦闘が楽しい。負けても戦闘前からやり直しなので、敗因を分析し、手札を入れ替えて再挑戦、というテンポの良さ。そして勝ったときの爽快感もある。

実はこのゲームの前作「イーサロード」も持っている。こちらはRPGではなくストラテジーで、ユニットを作成し、その各ユニットがモンスターや敵兵士と戦闘していく。しかしユニットが複数となり兵力が分散されるために各キャラの強さが中途半端になったり、また時間をかけてレベルを上げているとそれ以上に敵が強くなっていてたちうちできなかったり、遠征しているうちに本陣を攻められてあっさり負けたり。難易度を最低にしていても敵が強く感じるし、ストラテジーなのでキャラが死んだら死にっぱなし。手札の入れ替えも店でしかできず、手札編集で戦略を練るという楽しみもなかった。というように、ストレスが溜まるゲームだった。

しかし2はそういううざい部分をばっさり切り捨て、単純にカードデュエルが楽しめる作りになっている。まだ序盤しかプレイしていないが、敵の強さ設定も悪くない。敵を倒すとカードを落とすなど、ご褒美も忘れていない。個人的にはよい新化だと思う。

はてなのキーワードに語が乗ってないくらいマイナーなゲームだが、作りはしっかりしているし、ゲームバランスもよくできている。中古でもまだまだ高いが、なかなかの良ゲーだと思う。

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