コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

エウレカセブン 台詞ちょっとだけまとめ - 第28話 メメント・モリ

A-PART

チャールズとレイの回想シーン。

チャ:レイ
レイ:聞いたんでしょ? もうだめなんだって。
   だからあなたの子ども・・・あたしじゃ・・・
チャ:もういい
レイ:あの現象で浴びた光が原因だって、お医者さんが
   ごめんなさい、チャールズ
(チャールズがレイにキス)

(略)

チャ:結婚しようハニーバニー
レイ:あたしでいいの?
チャ:君じゃなきゃダメなんだ

レイがエウレカに憎しみを持つ理由が明らかに。予想通り子どもができない体にされたとのこと。ハニーバニーというより、ハニーフォックスだと思うけど。

自室にて寝袋の中で落ち込むレントンの元へエウレカが来る。

レン:何も出来なかった・・・
   チャールズさんが死んだ
   ホランドが殺した
エウ:レントン・・・
レン:俺のせいなのかな
   もし俺があのとき、
   エウレカやニルバーシュのことを話したりしなかったら
   チャールズさんやレイさんと
   今も一緒にいられたのかな
   そしたらチャールズさんも死ななくてすんだのかな
エウ:・・・レントン、ニルバーシュのところに行こう

エウレカに弱音を吐くレントン。しかしその選択はすなわちエウレカを見捨てるということ。言葉を返すことのできないエウレカ

コックピットでニルヴァーシュについて語るジョブスとウォズ。

ジョ:外装が外れた原因はやはり
   外部からの攻撃のためだけじゃない
ウォ:エウレカとレントンの話、信じるのか?
   ニルヴァーシュ自身が成長したがってるって
ジョ:より正確に言うなら、
   ニルヴァーシュのアーキタイプが、だがな
ウォ:となると、ミーシャが言ってた
   アミダドライブがアーキタイプ側の意志を
   人へとフィードバックさせるという仮説の一部をも証明する
ジョ:レントンとエウレカの共鳴した意識が、
   アミダドライブを通して
   Type-0に働きかけているというわけか・・・
   だとするとOSの更新も含めた
   ハードウェアのスペックアップも必要かもしれないな
ウォ:ま、少なくとも説得力のあるデータはとれているし
ジョ:だがこのゲッコー号でその作業は不可能に近い
   どこか工房に立ち寄らざるを得ないだろうな

ニルヴァーシュSpec2への伏線。アーキタイプが意志を持ち、アミダドライブを介して人に語りかけているという仮設についても言及される。

エウレカレントンがニルバーシュの前で

レン:ニルヴァーシュ・・・
   (間。二人がニルヴァーシュに触れる)
エウ:震えてる・・・
レン:うん、きっと怖かったんだね
   (レントン、チャールズの指輪を見つける)
エウ:レントン・・・
   きっとこのままじゃ終わらないと思う・・・
   私、わからないの
   ねえ、レントン・・・私、どうしたらいいの?
レン:眠った方がいいのかもしれない
   今は君もニルヴァーシュも疲れているんだよ
   だから少し眠った方がいい
エウ:でももうずっと眠れないの
   あんなに眠かったのに
   みんなの声が聞こえなくなってからそうなの
   今まで言えなくて・・・だから

「みんなの声」という新しいキーワードが。弱音を吐くエウレカは珍しいが、エウレカの苦悩をレントンは理解できてない。エウレカもまたレントンの苦しみを理解できていない。微妙にすれ違う二人。

ホランドの部屋を訪れるレントン

ホラ:どうした?
レン:どうしてチャールズさんを・・・
ホラ:そんなとこに突っ立ってねえで入れよ

レントンを拒み続けてきたホランドがレントンを受け入れる描写。レイのごとく肌にパンツ姿のホランドだが、もう笑える雰囲気ではない。

談話室でのギジェットとムーンドギーの会話。そこにハップ、ケンゴウ、タルホが加わる。

ギジ:爆弾なんて・・・
   いくら死体だからって、ねえドギー
ムー:わがんね
   俺にもさっぱりわがんねから

ハッ:もう後戻りはできなくなる
ケン:みんなにも伝えるべきだ

伝えるべきこととは何か。これが来週のレントンが真実を知る話へと繋がるのか。

再びホランドの部屋でのホランドとレントンの会話。

ホラ:座れよ
レン:あの人を殺さない方法はなかったんですか?
ホラ:チャールズは俺やエウレカと同じS.O.Fだった
レン:えっ?
ホラ:そしてレイも
レン:どうしてレイさんはエウレカのことを?
ホラ:二人は家族を作りたがってた
   だがレイは子どもが生めない
レン:えっ?
ホラ:その原因がエウレカにあると
   レイは考えている
レン:・・・
ホラ:俺はこの命に代えてでも
   エウレカとお前を守る
   だがもし俺に何かあったときには
   エウレカを頼む
レン:あっ・・・
ホラ:選ばれたのはお前だ
   さっきなぜチャールズを殺したのかって聞いたな
   俺たちがそれ以外の術を知らない人種だからだ
   それはレイも同じだ
   必ず・・・
   (曲が流れているとの報告)

レントンがレイの憎しみの理由を知る。いままでのホランドであれば「うるせえ、てめぇに関係ねぇ!」で蹴りのひとつも出そうなところだが、レントンも守ると決めたホランドはもはやガキっぽいバカオヤジではない。いきなりかっこよすぎ。

B-PART

ニルヴァーシュのコックピットにいるレントン。しかしニルヴァーシュは起動しない。

レン:動いてくれ!
   やめさせなきゃ、こんなこと
エウ:レントン、あたしも
レン:うん
   受信してる全周波数に呼びかける
   コードをセットして
エウ:わかった
   (エウレカがコード入力)
レン:レイさん・・・
   レイさん、俺、レントンです
   (場面はブリッジへ。タルホとギジェット)
タル:S.O.Fは止められない・・・
ギジ:来ます

交戦開始。レイの説得を続けるレントン

レン:聞いてください、レイさん
   ・・・
   くっそー!
   (エウレカ、レントンの手を握る)
レン:うん
   (うなずく)
   やめてくれないなら
   レイさんと今度は戦います
   俺、エウレカを守るって決めたんです
   貫くってことを教えてくれたのはチャールズさんです
   だから俺、あなたとだって戦います
レイ:ぐっ(顔をしかめる)

レントンは説得下手だ。ここでレイの印象的な醜く歪んだ顔。

戦いますといいつつまだ説得を続けるレントン

レン:レイさん
   もしあのとき、俺が白鳥号を出て行かなかったら
   俺が二人の子どもになってたら
   こんなことにならなかったんですか?
レイ:はっ・・・
レン:そしたら、チャールズさんとレイさんを
   幸せにしてあげることが
   俺、できたんですか?
レイ:ぐっ・・・
レン:お願いです
   答えてください!
   答えてくださいよ!!

レントンの言葉はレイを苦しめる。しかしレントンの言葉により隙が生じたスピアヘッドはホランドによって撃墜されてしまう。:

白鳥号でゲッコー号に特攻をしかけるレイ。

レイ:もう遅いのよ、何もかも
レン:レイ・・・さん
レイ:レントン
   あなたが守るって言ったエウレカはね
   ママから全ての未来を奪って行ったの
   だから今度はママが奪うのよ
   エウレカ、あなたの未来を!

   レントン、あなたはバケモノにとりつかれてしまったの
   でも大丈夫
   ママが助けてあげる
   そして一緒にチャールズのところへ行きましょう

白鳥号はブリッジに被弾。燃えるブリッジでのレイ。

レイ:どこ・・・? どこ・・・?
チャ:作戦は大成功だったそうだよ
   Type-0とアミダドライブの結合によって発声した
   セブンスウェル現象にともなって
   アドロック・サーストン技術隊員が
   消えたこと以外はな

   あの光は俺たちにとって
   未来を奪うものだったのかもしれない
   だけど、俺はレイと一緒なら
   違った未来を見られると思うんだ
   一緒に行こう、レイ

未来を全て奪ったと言ったレイだが、チャールズの「違った未来」という言葉をこのときになって思い出す。もっと早くその言葉に気づいていればあるいは・・・。
この後、レイは指輪のついた自らの腕にはいずり寄るが、そこで白鳥号が大破。

ゲッコー号の医務室で、意識不明のホランドを囲むメンバーたち。ミーシャとタルホの会話。

ミー:輸血が必要だわ
   急いでレントンを読んできて
タル:レントン? どうして
ミー:今、確実に安全な血液を提供できるのは彼だけよ
タル:ダメよ、あの子は!
   だってレントンには、あの人と同じ血が・・・

ダイアンにこだわるタルホ。今のタルホにとってはエウレカレントンも、ホランドを奪い去ろうとする恋敵に見えているのかもしれない。あるいはこれは「血」が何かに関わるということ?

談話室でエウレカを相手に愚痴るレントン

エウ:レントン・・・
レン:みんな勝手だよ
   自分の言いたいことばかり言って
   なんにも本当のことなんて話してくれない
   みんな勝手だ
   話してくれれば力になれるのに
   話してくれれば支えてあげられるはずなのに
   結局俺は何も出来ないんだ
   何も出来ないし、何もしてやれない
   そして何かをしたところで、俺は・・・
エウ:大丈夫、私はレントンを信じてる
   これからどんなことがあっても、レントンを信じる
   だから・・・だから何でも話して
   私もっとレントンのこと知りたい
レン:俺も・・・俺もエウレカの話が聞きたい
   もっとエウレカのことが知りたいな
エウ:あ・・・(困った顔でうつむく)

「力になれるのに」と言った直後に「何かをしたところで、俺は」と自己否定。複雑な年頃です。君のことが知りたいと言われて戸惑うエウレカ。来週はその辺りが明かされるもよう。