コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

言葉

有り難う(ありがとう)*

説明するまでもないが、感謝を示すときに発する言葉。しかしこの言葉、字をみてよくよく考えてみると「めったにないこと」という意味であって、感謝とは直接関係がない。たぶん「有り難き幸せ」みたいな言葉の上の部分だけを取ったものだろう。日本語の挨拶…

丑寅/艮(うしとら)*

方角を十二支にあてていうときの丑と寅との中間の方角。つまり北東の方角。この方角は風水、陰陽道で言うところ「鬼門*」と言って、災いがやってくる方角として忌まれた。奈良時代や平安時代の都市計画では、この丑寅の方角に寺社や神社を築いて都の守りとし…

丑寅/艮(うしとら)*

方角を十二支にあてていうときの丑と寅との中間の方角。つまり北東の方角。この方角は風水、陰陽道で言うところ「鬼門*」と言って、災いがやってくる方角として忌まれた。奈良時代や平安時代の都市計画では、この丑寅の方角に寺社や神社を築いて都の守りとし…

阿漕(あこぎ)*

ファイナルファンタジーの感想を書いてる中で出てきたので、ちょっと気になって調べてみた。意味としては 貪欲で無情なさま。強欲であくどいさま。 だが、その由来は三重の地名にあるらしい。 三重県津市の海岸の辺りの地名。昔、伊勢神宮に供える魚をとるた…

阿漕(あこぎ)*

ファイナルファンタジーの感想を書いてる中で出てきたので、ちょっと気になって調べてみた。意味としては 貪欲で無情なさま。強欲であくどいさま。 だが、その由来は三重の地名にあるらしい。 三重県津市の海岸の辺りの地名。昔、伊勢神宮に供える魚をとるた…

杞憂(きゆう)*

〔周代、杞の国の人が、天が落ちて来はしまいかと心配したという「列子(天瑞)」の故事による〕あれこれと無用な心配をすること。取り越し苦労。杞人のうれい。 ということで、ありえないことを無駄に心配すること。心配していたことが起きなかったときに「…

杞憂(きゆう)*

〔周代、杞の国の人が、天が落ちて来はしまいかと心配したという「列子(天瑞)」の故事による〕あれこれと無用な心配をすること。取り越し苦労。杞人のうれい。 ということで、ありえないことを無駄に心配すること。心配していたことが起きなかったときに「…

因縁(いんねん)*

因縁をつけるとか、因縁の対決、などと日常的に使う語だが、元々は仏教用語。本来の意味は 〔「いんえん」の連声。基本的な原因すなわち「因」と、それを助成する機縁すなわち「縁」〕事物を生ぜしめる内的原因である因と外的原因である縁。事物・現象を生滅…

因縁(いんねん)*

因縁をつけるとか、因縁の対決、などと日常的に使う語だが、元々は仏教用語。本来の意味は 〔「いんえん」の連声。基本的な原因すなわち「因」と、それを助成する機縁すなわち「縁」〕事物を生ぜしめる内的原因である因と外的原因である縁。事物・現象を生滅…

蟒蛇(うわばみ)*

蛇の異名。ヤマタノオロチの逸話から、お酒に強い人のことをこう呼ぶことも。 蛇というのは、西洋においても東洋においても特殊な位置付けにある動物で、聖なるものとされたり、邪悪なるものとされたり、とにかく神格化されることが多い。ウロボロスやケツア…

彼は誰(かはたれ)*

彼は誰時、などといい、朝方の薄暗い頃を表す。夜闇から朝間への瞬間、世界が最も茫とする刻。「彼は誰?」と尋ねなければならないような時、という意味らしい。時を表す言葉に誰何を持ってくるとはなんとも小粋だ。一方夕刻は「黄昏(たそがれ)*」と言うが…

彼は誰(かはたれ)*

彼は誰時、などといい、朝方の薄暗い頃を表す。夜闇から朝間への瞬間、世界が最も茫とする刻。「彼は誰?」と尋ねなければならないような時、という意味らしい。時を表す言葉に誰何を持ってくるとはなんとも小粋だ。一方夕刻は「黄昏(たそがれ)*」と言うが…

八朔(はっさく)*

「はっさく」といえば柑橘系の果物のアレである。小学生の頃に給食に出てたような覚えがあるが、最近は食べてないなぁ。 この「はっさく」という名前は、「旧暦の8月1日(朔日)から食べられるということで、1902年に八朔の名前が与えられました」とい…

一日/朔(ついたち)*

言わずと知れた、一ヶ月の最初の日のこと。「朔日」「朔」とも書くらしい。 「つごもり」が月に由来していたのと同様、「ついたち」も実は月の満ち欠けに由来している。元々は「月立ち」で、月が姿を消し、新たに生まれるというような意味らしい。日ごろよく…

八朔(はっさく)*

「はっさく」といえば柑橘系の果物のアレである。小学生の頃に給食に出てたような覚えがあるが、最近は食べてないなぁ。 この「はっさく」という名前は、「旧暦の8月1日(朔日)から食べられるということで、1902年に八朔の名前が与えられました」とい…

一日/朔(ついたち)*

言わずと知れた、一ヶ月の最初の日のこと。「朔日」「朔」とも書くらしい。 「つごもり」が月に由来していたのと同様、「ついたち」も実は月の満ち欠けに由来している。元々は「月立ち」で、月が姿を消し、新たに生まれるというような意味らしい。日ごろよく…

晦(つごもり)*

一ヶ月の最後の日のこと。「晦日」とも書く。この場合は「みそか」とも読む。 「つごもり」は「月ごもり」が転じたもので、月が隠れて見えなくなる頃という意味。つまりは新月をさしている。太陰暦においては、一ヶ月が月の満ち欠けに由来していたということ…

晦(つごもり)*

一ヶ月の最後の日のこと。「晦日」とも書く。この場合は「みそか」とも読む。 「つごもり」は「月ごもり」が転じたもので、月が隠れて見えなくなる頃という意味。つまりは新月をさしている。太陰暦においては、一ヶ月が月の満ち欠けに由来していたということ…

言葉(ことば)*

変わった言葉とか、面白い言葉、気になる言葉なんかをあげて、それについて何か書いてみようと思う。ということでまず最初は『言葉』という言葉。「コトバ」と読んでもいいし「コトノハ」と読んでもいい。意味は言わずもがな。しかしなぜに「葉」なんだろう…

言葉(ことば)*

変わった言葉とか、面白い言葉、気になる言葉なんかをあげて、それについて何か書いてみようと思う。ということでまず最初は『言葉』という言葉。「コトバ」と読んでもいいし「コトノハ」と読んでもいい。意味は言わずもがな。しかしなぜに「葉」なんだろう…