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コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

「Alice Madness Returns」が75%オフ

アリス マッドネス リターンズ (日本語版) [ダウンロード]

不思議の国のアリス」をモチーフにしたアクションゲーム、「Alice Madness Returns」がSteamで75%オフになっている。

screenshot
Save 75% on Alice: Madness Returns on Steam

十数年前に発売された「アリス・イン・ナイトメア」という、少し成長したアリスを主人公にしたゲームがあった。病院に監禁されるように収容されていたアリスの唯一の遊び場は、空想の中の世界・・・不思議の国だった。しかしそのふしぎの国に異変が起きる。アリスは混沌に満ちた不思議の国をさまよい、数々の武器を手にクリーチャーと化した不思議の国の住人と戦い、その世界の狂気と対峙する。

そして実時間で十年後、「アリス・イン・ナイトメア」の続編として発売されたのが「アリス・マッドネス・リターンズ」だ。

物語中では前作から数年後、病院を出て孤児院に身を寄せていたアリスは、現実世界で無気味な化け物と出会い、逃げている最中に不思議の国に引きずり込まれる。そこは一見、かつて知ったる美しい不思議の国だったが、その世界が暴走列車によって崩壊の危機にあることを知る。不思議の国を、そして自分自身の心を救うために、アリスは再びヴォーパルソードを手に不思議の国の混沌と狂気に立ち向かう。

ゲームは三人称視点のプラットフォーマー型アクションゲーム。動く足場や見えない床を移動し、ヴォーパルソードやペッパーマシンガンなどを手に敵と闘いながら、個性豊かなマップを進んでいく。

前作から十年という月日により、グラフィックス、世界観、アクション等多くの点においてグレードアップしている。ただし武器の数等については前作よりもかなり減ってしまった。かわりに、各武器をレベルアップできるというフィーチャーが追加されている。標準で日本語対応しているが、前作と違い日本語吹き替えはない。

特に特筆すべきは、その世界の美しさ。前作でも狂気と美しさに満ちた世界観が特徴的だったが、マッドネスではアーチストが書き起こしたアートを元にワールドやキャラクターを構築し、ゲーム化している。ゲームのためのコンセプトアートを作るというのはよくあることだが、マッドネスについては、まずアートワークありき、でそこからステージを想起して作り上げている。

しかも、普通ゲームのアートワークというと1人、多くても2~3人のアーチストが手がけるというのが普通だが、マッドネスについてはKen Wongというリーダーを中心に、10人前後のアーチストがそれぞれに作品を描き、それを組合せながらゲームにしていくというとても変わった作り方をしている。それゆえ、各ステージやエフェクト、キャラクターなどの美しさ、奇妙さ、そして狂気っぷりが際立つ作りになっている。

前作に比べ、アリスも少し大人になり、美しさとともに意思の強さを見せるような外見になっている。また、ステージごとに変わるアリスのコスチュームは、コスプレを意識してデザインされたということもあり、どれも繊細でおしゃれだ。

アクションについては、攻撃の他、多段ジャンプ、ホバー、回避、傘によるガードなどがある。敵にはそれぞれ弱点があり、そこをうまく狙わないとダメージさえ与えられない場合もあって、それなりのテクニックが要求される。また先にも書いた通りプラットフォーマー型ゲームなので、多段ジャンプやホバーをうまく使いこなせないと落下で即死という場面も多い。とはいえ理不尽すぎるほどの難易度ではないので、何度か挑戦すればクリアできるちょうどいいレベル。

癖が強いゲームなので、好き嫌いはわかれるとは思うが、美しき狂気ゲーとして、狂気系ゲームを語る際には今後必ず名前のあがる一作品になっていると思う。そして「黒髪の狂気のアリス」という新しいアリス像を一部の人達の中に作り上げたシリーズ、でもある。

先にも書いた通り、アートありきで作られた作品なので、アートブックのボリューム、クオリティも凄い。ありがたいことに日本語版も出ているが、おそらくもう絶版なので、中古品でしか手に入らないかな。英語版ならまだ新品もあるもよう。

アート オブ アリス マッドネス リターンズ

アート オブ アリス マッドネス リターンズ


Art of Alice: Madness Returns

Art of Alice: Madness Returns