弐瓶勉のSFロボット漫画、シドニアの騎士がアニメ化されるとのこと。
宇宙のいずこからかやってきた対話不能な奇居子(ガウナ)という生命体によって、地球を含む太陽系は破壊された。残された人類はシドニアという巨大移民船に乗り、人類存続のために宇宙へ出た。しかし奇居子はそのシドニアにも攻撃をしかけてきた。人類は衛士と呼ばれる大型ロボットと、カビザシという奇居子を唯一滅ぼすことができる武器を用い、奇居子に絶望的な戦いを挑む。
谷風ハヤテは、そのシドニアの地下で人知れず育った。育ての親である老人を失い、谷風は食料を求めてさまよっているうちに、シドニアの居住区に入り込んでしまう。衛士としての訓練を受けていた谷風は、旧型の衛士「継衛」のパイロットとなる。
とまあこんな感じのストーリー。
そもそも奇居子というのは、弐瓶勉の作品「ABARA」に出てきた正体不明の異形の生命体。これはシドニアの過去ともいえるし、別世界ともいえる。その変形やら変身やらする異形の生命体の奇居子が敵。生身ではとうてい太刀打ち出来ないいわゆる「怪獣」。その奇居子に対して、衛士というロボットが立ち向かう。衛士はファイブスターのモーターヘッドを彷彿とさせるすらりとしたスタイル。
一見どこにでもあるロボット物のようにも思えるが、そこは弐瓶勉節たっぷり。斬新で独特の世界設定、予想を裏切るストーリー、そして異形萌え、触手萌え。
シドニア開始当初は、キャラクターが従来の弐瓶の絵柄と違い、陰影や凹凸が少なくてアニメっぽかった。ロボットの造形も、従来のロボットアニメを踏襲し、意識してるなあとは思っていた。そして、いよいよ本当にアニメ化ですか! 弐瓶作品は以前に一度「BLAME!」がアニメ化されているが、ショートのWEBアニメだったので、本格アニメ化は今回が初。楽しみ!
シドニアの騎士(アニメ公式サイト)
シドニアの騎士 Knights of Sidonia - YouTube
- 作者: 弐瓶勉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/04/26
- メディア: Kindle版
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