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コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

「Left 4 Dead」ファーストインプレッション

Left 4 Dead 1&2を衝動買いしちまったぜ。お金ないのにー。

Left 4 Dead 2」の体験版が出ていたのでプレイしてみた。どんなゲームかというと、HALF-LIFE2のSourceエンジンを使ったかなりグロいゾンビシューティング。昔ゲーセンにあった「House Of Dead」のPC版といった感じで、4人の生存者が迫り来るゾンビ軍団を銃でぶっ飛ばしながら安全なところまで逃げるのが目的。ただし敵はゾンビのくせに猛ダッシュで襲ってくる。ネット対応で、一度に4人までの協力プレイができる。というかむしろ、協力プレイのために作られたゲーム。

ちょっとプレイしたときには「面白いけどHL2の拡張MODみたいな感じで新鮮味も薄いし、すぐに飽きちゃいそうだなー」という印象だった。しかしプレイを重ねていくうちに、デモだけでは物足りなくなってきてしまった。

「2」はまだリリースされていないので「1」を買おう。でもすぐに「2」も出るので「2」も欲しい。しかも「1」と「2」一緒に買えば安くなる。しばし悩んだ挙句に両方買ってしまいました。

ということで、今回は前作「Left 4 Dead」のファーストインプレッションレビューです。

ストーリー

ウイルスの感染によって人間が全てゾンビ化してしまった町に取り残された4人の生存者。生存者たちは互いに協力して、町から脱出するための道を探す。キャラクターは、退役軍人、気弱な黒人、ちょっとマッチョで刺青入ったバイカー、引きこもりの少女、の4人。どれもクセはあるけど「主役」にはちょっと物足りない感じはするが、逆にそれがこのゲームには合ってるような気もする。

「〜という映画の撮影」という背景設定がある。プレイヤーもゾンビもキャスト、として扱われる。各マップが映画のタイトルになっていたり、クリア後に「出演したゾンビの総数」みたいなのも出てくる。ゾンビを撃ち殺してるのは映画の「演出」であって、ほんとに殺してるわけじゃないよー、ということらしい。

怖さとグロさ

ゾンビ系ということで怖いかな、とも思ったが、ホラー系の怖さはほとんどない。むしろ集団で猛ダッシュで走ってくるゾンビたちは笑いをさえ誘う。

ただし、グロさは半端ない。肉片と値飛沫だらけ。頭だけ消し飛ばしたり、両足吹っ飛ばしたり、腹に風穴を空けたり。さらに倒したゾンビが物理エンジンでリアルに倒れてたり吹っ飛んだりしていく。グロに耐性のない人にはキツいかも。

Coop

プレイヤー4人での協力プレイ(Coop)が可能で、プレイヤーが足りない場合はコンピュータ(BOT)が操作する。単に「4人いる」というだけでなく、一人では簡単に死んでしまうゲームシステムになっていて味方との協力プレイが必須。他にも4人揃ってゴールに到着しないとクリアできなくなっているなど、Coop前提にゲームがデザインされている。
とはいえシングルで遊ぶことももちろんできる。他の3人はコンピュータが操作することになるけど。でもこのゲームを楽しむのなら、やはり人同士でやるのが一番、だと思う。

システム

このゲームに特徴的なのが、ゲーム内での情報がディレクターAIというシステムによって操作されていること。これはプレイヤーたちのスキルや行動によって、敵やアイテムの出現を変えたり、敵のラッシュなどのイベントが発生したりするもの。このシステムのおかげで、同じマップをプレイしていても毎回違う状況を味わうことができ、飽きが来ない。
ランダム性と、キャラクター自身が身に付けていくスキル。その両者がうまくかみ合い、例えば「不思議のダンジョン」系のような、繰りかえし遊びたいと思わせるゲームに仕上がっている。

アクション性

導入でも書いた通り、迫り来るゾンビたちを銃で打ち倒して進んでいくFPS。開発はVALVEで、HALF-LIFE2のSourceエンジンを使っているので、HL2Counter-Strike:Sourceをやってきた人には見た目も操作も馴染みのあるものになっている。物の動きも例のごとく物理エンジンによってシミュレーションされているのでけっこうリアル。

移動速度は比較的速く、銃器の射撃感もリコイルがあったりしてHL2よりはCS:Sに近い。さらにこのゲームでは、マウスの右クリックで「武器殴り」ができるのだが、これが近接した複数の敵をひるませると同時にダメージを与えるのでかなり強力。走ってきた敵を殴りひるませて銃で打ち抜く、敵のラッシュを殴りでとにかくやり過ごす、味方に取り付いた敵を殴って味方を助ける、など、殴りの使い方が重要となってくる。ただこの殴りが強すぎて賛否両論はあるみたいだけど。

味方への誤射は当然当たる。難易度が高いほど誤射のダメージも大きくなる。ただし「殴り」は味方に当たらないので、味方が密集しているときは殴りを優先的に使うのがよいみたい。

敵は一般的なゾンビと、特殊感染者と呼ばれる特徴的な技を持ったゾンビがいる。一般的なゾンビは見た目こそバリエーションがあるものの、基本的に皆同じで、プレイヤーを見つけると猛ダッシュで駆け寄って殴ってくる。1体1体は強くはないのだが、数が多いので油断していると囲まれたりしてしまう。たまにゾンビたちの猛攻があり、数十〜数百体のゾンビがプレイヤーたち目掛けて殺到してくる。このラッシュをどうやってやり過ごすか、がゲームをクリアする重要なキーポイントのひとつになる。

特殊感染者は、プレイヤーを行動不能にする奴とか、ゾンビが好む液体を吹きかけてくる奴とか、強力な攻撃でプレイヤーを撲殺する奴なんかがいる。敵に捕まって行動不能にされたプレイヤーは、味方に救ってもらう以外助かる方法がない。近くに味方がいなければじわじわと嬲り殺されるしかないのだ。このあたりにCoopを前提としたゲームデザインが生きている。

ゲームにはラストの盛り上がりシーンはあるが、いわゆるボスというものはいない。タンクという強力な特殊感染者はいるが、これは最後だけに出てくるわけではなく、ゲーム中にいろいろなところで出現する。あくまでも「脱出」が目的のゲームなので、あえてボスを作らなかったのだと思われる。

アイテム

武器は主武器、ピストル、投擲武器を1つずつしか持てない。主武器が1種類しか持てないというのは少ないような気がしたが、実際にはこのゲームではこれが最適だったと思う。主武器の種類は初期武器のマシンガンとショットガン、上級武器のアサルトライフル、オートショットガン、スナイパーライフルの5種類と少ない。こちらはL4D2では改善され、かなり種類が増えるらしい。

他に回復用のアイテムもあり、これは自分にはもちろん、味方にも使うことができる。このあたりにもCoop的デザインが表れている。

シナリオとマップ

公式シナリオは全部で5つ。1シナリオに2〜5マップあり、プレイ時間はだいたい1時間くらい。屋内、屋外いろいろあるが、全て夜のシーン。1マップはけっこう広い印象。基本ルートは1本だが、マップによってはショートカットがあったりもする。

また、HL2といえば当然ユーザカスタムマップとMOD。L4DにもいろいろなカスタムマップやMODが作られていて、それが準備されたサーバがあれば遊ぶことができる。要は誰かがマップを作る限り「無限に遊ぶ」ことができるのだ。ただマップ作成の公式ツールは出ていないらしく、マップ作りは大変らしい。

もうひとつ特筆すべき点は、音の使い方の上手さ。BGM、効果音、セリフなど、さまざまな音を上手く使ってプレイヤーに情報を提示すると同時に、映画的な雰囲気を盛り上げている。たとえばゾンビラッシュの前触れや特殊感染者に捕まった際にはそれに合ったBGMに変わり、特殊感染者が近くに潜んでいる場合は鳴き声でその存在と方向を知らせ、またキャラクターが勝手に喋るセリフで、潜む危険やアイテムの存在を知らせてくれる。

まとめ

とまあ、こんな感じで、個人的にはいままでやっていなかったのがもったいないと思えるくらいの良ゲー。ちょっと懐が痛いかなーと思ったけど、お値段以上に遊べそうです。