コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

倉吉探訪

子どもを実家に預けて、久々に奥さんと二人でお出かけしてきました。行き先は倉吉

まずお昼どきだったのでお昼ごはん。以前にテレビのローカル番組で紹介されていたオムライスのお店に行ってみることに。場所がわからずしばらくグルグルしていたが、倉吉未来中心の裏手でようやくたどりついた。お店の名前は「La QUEUE」。横っつらにちょっと変な絵が描かれているので近くまで行けばわかるはず。

店内はわりと狭く、4〜5席くらいしかない。少し雑然とはしているが、ダリの画集とか置いてあっていい雰囲気。

注文は二人ともオムライス。ここで写真を撮り忘れるのが我々夫婦の抜けサクなところ。リンク先のサイトに他の方が撮影した美味しそうなオムライス写真あるのでそちらを参考に。ケチャップでお日様の絵が描いてあるのが楽しい。ふわふわタマゴと、イカ(タコかも?)などの入ったシンプルなケチャップライスのオムライス。おいしかった。


お昼ごはんを終え、メインの目的地、倉吉博物館のドールハウス展へ。玩具っぽいものだから子どもも連れてこようかとも思ったが、下の子は風邪が治ったばかりだし、上の子はたぶんすぐに飽きて「帰る」とか言い出してゆっくり見れないと思い、今回は諦めてもらった。

出展しているのは全て日本のドールハウス作家の方の作品。最初、洋風のいわゆるドールハウス然とした作品から。手の込んだ造りのミニチュアハウスは、そういう知識や嗜好がなくても見ていて十分に楽しめるものだった。

中でも凄かったのは、島木英文氏の箱舞台と銘打たれた和風建築のハウス。実際の古き良き和風建物をモデルにして作られたそれは、まさに建築と生活と空気と陰影とを箱の中に収めた作品、という感じ。サイズが他のドールハウスの半分くらいのスケールなのだけど、小さい分、小物のサイズも小さくて精巧で、その上リアル。襖の向こうや鴨居の奥にも作品が広がり、いろんな角度から覗き込んでみると、奥に箪笥や神棚、鏡台、時計などが配置されていて、新たな発見があるという、2次元ではありえない立体造形ならではの楽しみ方ができる作品になっている。さらに格子や障子などからもれる光を巧みに使ったり、鏡台を使って本来正面からは見えない部分を微かに見える工夫をしていたり、奥に見える庭やさらその奥の見えない空間を用いて広がりを演出したりしていて、単にリアルというだけでなく、見ていてすごく楽しい作品だった。

もうひとつ驚いたのは人の多さ。入った頃はそうでもなかったのだが、帰る頃には、お客さんが入りきれず、入場待ちの行列ができていた。倉吉博物館でそんなに人がくるなんて、ちょっとびっくり。


博物館を後にして、ちょっとおやつに米澤鯛焼店でたい焼きを。ここの鯛焼は、鉄板で複数枚を焼くのではなく、1枚1枚を手で焼く昔ながらの焼き方。店内で焼きたてのあつあつほくほくを食べる。ぱりっとした皮の食感と、とろとろにとろけたアンコ。美味い。ほんとに熱々で、とろけるアンコが手に落ちて悲鳴を上げたりしてました。店内ではお茶とコーヒーが無料なのも嬉しいところ。


あとは、母の日の贈り物を買ったりして帰路につきましたとさ。で、けっきょく写真はほとんど撮ってないことに後で気付いたとさw