コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

みんな生きている「いつまでもいっしょだよ」

見ました。先日書いた、白血病で亡くなった男の子の話を扱った番組。深夜に再放送があったので録画して見ました。

想像していたとおりの内容で、見ながらまたぼろぼろと泣いてしまった。男の子が辛い抗がん剤治療に挑みながら、明るさを忘れず、家族や兄弟への思いやりを忘れず、いつか元気になってまたみんなと一緒に暮らしたいという希望を失わず、一生懸命生きている様。

ドキュメンタリーではなく、また泣かせるために作られたものではなく、教材用に作られた番組ゆえに、演出やナレーションは押さえ気味で、淡々と、冷静に男の子の行く末を語っている。ドラマや再現VTRではなく実際に男の子を撮影した映像を使い、リアルな男の子と家族の姿を見せる。それらまた、現実感をより強め、これが現実であるという意識を強く持たせる。

子どもだから病気について、死についてまだわかっていなかったのかもしれない。しかしだからこそ無垢に一生懸命に頑張れたのかもしれない。家族を思い続けられたのかもしれない。それでも、胸を確かに胸を打たれるものがある。

生きること、死ぬこと、強さ、家族、子ども、病気、15分の短い番組なのに、すごくたくさんのことを感じ、考えさせられた。


8/17(金)9:30、9/17(月)19:30より、また再放送があるようです。

ずっとそばにいるよ―天使になった航平

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