コトバノウタカタ

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セカイ系

Wikipediaの「雲のむこう、約束の場所」の関連項目に「セカイ系」とあったので。よく耳にする言葉ではあるが、定義がいまいちよくわかってなかった。要するに「エヴァンゲリオンのような作品」と認識していた。なのでざっと解説を見てみた。

漠然と作られた造語のようなので、これといったはっきりとした定義はないみたい。Wikipediaはてなダイアリーキーワードの説明では微妙にニュアンスが違う。

セカイ系の「セカイ」という言葉は、世界を意味する。セカイ系の特徴は、主人公もしくは主人公を含む仲間達の少数の行動が、途方もない数の人達が住む全世界の命運を本来その任にあたるべき国家や国際機構のようなシステムに代わって大きく左右してしまう、という点である。その規模は、地球全体、異世界であるならば主人公のいる国をも超えた全世界、作品によっては全宇宙や、パラレルワールドさえ含む時空間全てと言うように非常にスケールが大きい。これらの主人公らの人間関係・内面的葛藤・行動等が社会を経ずに世界に直接影響する一連の作品群が「セカイ系」と呼ばれるようになった。

セカイ系 - Wikipedia

[きみとぼく←→社会←→世界]という3段階のうち、「社会」をすっ飛ばして「きみとぼく」と「世界」のあり方が直結してしまうような作品

セカイ系とは - はてなキーワード

前者は「主人公」の「行動」がセカイに影響を及ぼし、後者では「きみとぼく」の「内面」がセカイに影響を及ぼす。私の思っていたセカイ系は後者に近いかなあ。「内面」てのが要点だと思う。じゃなければ「天空の城ラピュタ」もセカイ系になっちゃうんじゃないかしらん。それともあれもセカイ系でいいのかな?

一方で「きみとぼく」の「きみ」も要点ではないと思う。セカイ系の場合「きみ」も所詮は「ぼく」の中に存在する要素でしかないのだから。そもそもエヴァには「きみ」が存在しないもの。ひたすら「ぼく」しか存在しない。シンジがセカイを決定付ける際にアスカの存在もレイの存在も関与していない。結果としてアスカと生き残っただけだし。

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