コトバノウタカタ

よしなしごとをつらつらとつづるばしょ。

Second Lifeをやってみた

セカンドライフ。様々なものを作り出せるいバーチャルワールド。ゲームのような目的というものはなく、人々が世界を構築していく世界。

少し以前から存在は知っていたが、いままであまり食指が伸びなかった。けれど、このあたりとかこのあたりの記事を読んだり、批判的な意見をいくつか目にしたので、実際にはどういうものなんだろうか、と気になりはじめた。今さら始めるのは流行に乗るようなのでちょっと恥ずかしいところもあるのだが、実際にその世界に入ってみなければ、知ることも考えることも語ることもできまいと思い、やってみることにした。


まずは概要をば。以下のようなことはいろんなところで散々言われ尽くされてるんだろうけど、自分なりに書いてみる。

ゲームではなく、コミュニケーションソフト。直感的に言えば、10年ほど前からある「ハビタット」や「WorldsChat」などの延長線上にあるものだと感じた。ただ以前のものと大きく違うのは、ユーザが自由に物を作り、装備したり配置したりできるということ。それも、外部から物を持ち込むだけではなく、Second Liveの中で物を作ることができるようだ。これにより、ユーザの手により世界の可能性が大きく広がっていく。

もう一つ過去のものと大きく違う点は、SecondLife内に通貨が存在し、流通しているとこと。アイテム販売から土地の売買まで、リンデン$と呼ばれるゲーム内通貨で取引が行われている。仮想通貨というだけなら、ハビタット時代から存在していたが、SecondLifeではさらにそれを現実世界のお金に換金できるらしい。いわゆるひとつのRMT(リアル・マネー・トレード)を前提とした仕組みが最初から想定されている(日本で換金できるかどうかは知らない)。このあたりが多くの企業が注目し、進出ている理由なのかな。


ま、一般的な話はこのくらいで、実際にプレイしてみた感想をば。まだほんの数時間ほどやってチュートリアルが終った程度までしかやっていないので本当にファーストインプレッションだが。

まず・・・重い。重いにもいろいろあるが、動きが重い。遅いというのではない。重いのだ。歩きはのっそりだし、走ると体がバラバラになるようなモーションになり、ラグで飛び飛びになりながら動く。今までやってきた「Counter-Strike:Source」や「Dungeons&Dragons Online」などのネトゲでは自分も他の人もスムーズに見えるように作られていたので、それに馴れてしまった体にはこの重さは正直しんどい。空を飛べば少しはマシになるけど、ゲーム馴れしてる人だとストレス溜まるかも。


HAFL-LIFE2と同じHAVOKの物理エンジンを使っていると聞いたけど、それを生かしているような場面はいまのところ目にしていない。ま、HL2みたいにボンボン物を投げられるわけじゃないから仕方ないか。


操作全体は、コマンドやメニュー、ダイアログがものすごくたくさんあってまだわけがわからない。移動でさえよくわかってない。WEB上にSecondLife用のURLらしきものを見つけたのだが、あれをどう使うかもわからない。しかも今のところ日本語版はないので、メニューも説明も全て英語。仮に日本語化されたとしても、敷居は高そう。


アピアランス(見た目)に関しては、自分ではまだデフォルトで用意されたものくらいしか使ったことがないけど、うろうろしてて出会った他のアバターなんかを見てるだけでもけっこう面白かった。髪と服をひらひらなびかせて歩いてる人とかいて、凄いクオリティだった。ただ私の技術ではとうていあんなレベルのものを作るのは無理だろうなぁ。

ちなみにトップの画像は自分のアバターのスクリーンショット。適当にいじってたらこんなんなった。「原宿」Tシャツはないよなぁ・・・。


最後にコミュニケーション。といってもはじめたばっかりで知り合いが一人もいないのでこれはまだなんとも言えない。日本語で話してる人たちのいる場所を見つけたのだけど、なかなか会話に入ることもできず。ま、これは私のコミュニケーションスキルの問題だろうけど。


いまのところハマるところまではいきそうにないけど、もう少しちょこちょこやってみるつもりです。